プロジェクト管理ツールの選び方|AI機能で比較する際のチェックポイント

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プロジェクト管理ツールは種類が多く、機能や価格だけで選ぶと導入後にミスマッチが起こりがちです。近年は生成AI機能の有無も重要な比較軸になっています。本記事では、AI機能の観点も含めたプロジェクト管理ツールの選び方と、比較時にチェックすべきポイントを解説します。
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プロジェクト管理ツールの選び方
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プロジェクト管理ツールは種類が多く、機能や価格だけで選ぶと導入後にミスマッチが起こりがちです。近年は生成AI機能の有無も重要な比較軸になっています。本記事では、AI機能の観点も含めたプロジェクト管理ツールの選び方と、比較時にチェックすべきポイントを解説します。

 

プロジェクト管理ツール選びで失敗しないための基本の考え方

 

プロジェクト管理ツールは数多くあり、機能の豊富さや知名度だけで選んでしまうと、自社の運用フローに合わず定着しないケースが少なくありません。まずは「自社のプロジェクトの規模・進め方に合っているか」を軸に候補を絞り込み、そのうえで機能やAI活用の観点を比較するという順序で検討することをおすすめします。

 

比較時にチェックすべき5つのポイント

 

①自社の規模・プロジェクト形態に合っているか

小規模なチーム向けにシンプルな機能でまとめたツールもあれば、大規模な組織での複雑なワークフローに対応したエンタープライズ向けのツールもあります。自社の規模やプロジェクトの進め方(ウォーターフォール型かアジャイル型かなど)に合っているかを最初に確認しましょう。機能が多すぎるツールを選んでしまうと、使いこなせない機能ばかりが増え、かえって運用が複雑になるケースもあるため注意が必要です。

②既存ツールとの連携性

チャットツール、開発ツール(GitHubなど)、ドキュメント管理ツールなど、すでに社内で使っているツールと連携できるかどうかは、日々の運用のしやすさに直結します。連携機能が乏しいと、複数ツール間での情報転記といった手間が発生してしまいます。標準機能での連携に加え、API連携や自動化ツール(Zapierなど)を介した拡張ができるかどうかも、将来的な運用の柔軟性を左右するポイントです。

③AI機能の有無と実用性

課題の自動要約、自然言語での検索、進捗レポートの自動生成といったAI機能が、実務でどこまで使えるかも重要な比較軸です。AtlassianのJira・Confluenceのように、AIエージェント(Rovo)を通じて複数製品を横断した検索・自動化まで対応しているケースもあれば、簡易的な文章生成のみに対応しているケースもあります。単に「AI機能あり」という表記だけでなく、具体的に何ができるのかまで確認しましょう。

④権限管理・セキュリティ体制

部署や取引先をまたいで利用する場合は、閲覧・編集権限をきめ細かく設定できるかを確認しましょう。あわせて、セキュリティ認証の取得状況も、特に機密性の高いプロジェクトを扱う企業にとっては重要な判断材料になります。AI機能を使う場合は、入力した情報がAIの学習データとして利用されるかどうかも、あわせて確認しておきたいポイントです。

⑤サポート体制・導入後の運用支援

ツールは導入して終わりではなく、社内に定着させて初めて効果を発揮します。公式トレーニングの提供有無、導入設計から運用定着までを支援してくれるパートナー企業の有無など、サポート体制も比較検討の対象に含めることをおすすめします。特に、複数部門への展開を予定している場合や、社内に運用を主導できる担当者が少ない場合は、伴走支援を受けられるかどうかが定着の成否を左右します。

 

AI機能を重視する場合の見極め方

 

AI機能を比較軸にする場合、カタログやWebサイトの「AI対応」という表記だけで判断するのはおすすめできません。導入検討時には、以下のような点を具体的に確認するとよいでしょう。

  • ・どの操作(要約・検索・レポート作成など)にAIが使えるのか、機能の範囲を確認する
  • ・AI機能が追加料金なしで使えるのか、上位プランや従量課金が必要なのかを確認する
  • ・日本語での利用を前提とした場合の精度や対応状況を確認する
  • ・無料トライアルやデモを通じて、実際の業務データに近い形で試してみる

 

導入プロセスの進め方

 

ツール選定は、大きく「現状分析」「要件定義」「比較検討」「PoC(試験導入)」「本導入」というステップで進めるのが一般的です。現状分析の段階では、現在の運用で困っていること(進捗の見えにくさ、報告業務の負担など)を洗い出し、それが解決できる機能を要件として整理します。特にPoCの段階で、実際の業務に近い形でツールを試し、現場の意見を踏まえてから本導入を判断することで、導入後のミスマッチを防ぎやすくなります。

 

まとめ|「自社に合うツール」を見極める

 

本記事では、AI機能の観点も含めたプロジェクト管理ツールの選び方を解説しました。要点を整理します。

  • ・自社の規模・プロジェクト形態に合っているかを軸に候補を絞り込む
  • ・既存ツールとの連携性、AI機能の実用性、権限管理・セキュリティ体制を比較する
  • ・導入後の定着を左右するサポート体制もあわせて確認する
  • ・現状分析から本導入まで、段階を踏んで検討することでミスマッチを防げる

プロジェクト管理ツールの選定や乗り換えを検討している場合は、機能や価格だけでなく、AI活用や導入後のサポート体制まで含めて比較することをおすすめします。

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AIで変わるプロジェクトの進捗管理|遅延・リスクの早期発見に活用する方法

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プロジェクトの進捗報告や遅延の察知は、PMの業務の中でも時間と神経を使う作業です。近年はAIがプロジェクトデータを分析し、ボトルネックやリスクを自動で検出する機能も登場しています。本記事では、AIを使った進捗管理・リスク予測の具体的な活用方法を解説します。
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AIで変わるプロジェクトの進捗管理
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プロジェクトの進捗報告や遅延の察知は、PMの業務の中でも時間と神経を使う作業です。近年はAIがプロジェクトデータを分析し、ボトルネックやリスクを自動で検出する機能も登場しています。本記事では、AIを使った進捗管理・リスク予測の具体的な活用方法を解説します。

 

プロジェクトの進捗管理でAIができること

 

従来、プロジェクトの進捗集計やステータス報告書の作成は、担当者が各所から情報を集めて手作業でまとめるケースが多く見られました。近年のプロジェクト管理ツールには、蓄積されたタスクデータをAIが分析し、遅延の兆候やボトルネックを自動で可視化する機能が搭載され始めています。手作業での集計にかかる時間を削減しつつ、見落としがちなリスクの早期発見にもつながります。

 

AIによる進捗管理・リスク予測の主な活用方法

 

遅延・ボトルネックの自動検出

タスクの滞留状況や作業スピード(ベロシティ)の変化をAIが分析し、リスクとなりうる課題を検出する機能があります。たとえばJiraには、スプリントの完了率の推移や滞留しているチケットを自動で可視化するインサイト機能があり、人手では気づきにくい変化を早期に把握する助けになります。

ステータスレポートの自動生成

課題の自動要約機能を使えば、週次・月次の進捗報告のたたき台をAIが生成し、担当者は内容を確認・修正するだけで済みます。報告書作成にかかる時間を削減できるほか、報告のフォーマットが統一されるという副次的なメリットもあります。

リスクの優先順位づけ

複数の潜在リスクを抱えるプロジェクトでは、AIが影響度や緊急度をもとにリスクを整理し、どこから対応すべきかを判断しやすくする活用法もあります。すべてのリスクに均等に時間をかけるのではなく、優先順位をつけて対応することで、限られたリソースを効果的に配分できます。

 

実務での活用シーン

 

週次定例会議の準備を効率化する

会議の前にAIが前週の進捗や懸念事項を整理しておくことで、会議の場では「何を議論すべきか」に集中できます。準備にかかる時間を減らしながら、議論の質を高める効果が期待できます。

複数プロジェクトを掛け持ちするPMOの場合

複数プロジェクトを横断的に管理するPMOでは、各プロジェクトのリスクを一覧化し、優先度の高いプロジェクトから重点的に確認する運用が効果的です。AIによる自動検出を活用すれば、すべてのプロジェクトを均等に見て回る負担を減らせます。

経営層への報告を効率化する

経営層向けの報告では、細かい進捗よりも「計画通りに進んでいるか」「リスクがあるならどの程度深刻か」が重視されます。AIが生成する進捗サマリーやリスクの優先順位づけを土台にすれば、経営層が知りたい情報に絞った報告資料を効率よく用意できます。定例の報告フォーマットにAIの出力を組み込んでおくと、報告作成の負担を継続的に減らせます。

 

導入時に注意したいポイント

 
  • ・AIによるリスク検出・予測は、あくまで参考情報として扱いましょう。最終的な対応判断は、プロジェクトの状況を理解している人が行う必要があります
     
  • ・AIの分析精度は、タスクデータの入力・更新が徹底されているかどうかに大きく左右されます。ステータス更新のルールをチーム内で徹底しておくことが前提条件になります
     
  • ・ツールによって検出できるリスクの種類や精度は異なります。導入前に自社のプロジェクトの特性に合っているかを確認しましょう

 

まとめ|AIを「早期発見」のパートナーにする

 

本記事では、AIを活用したプロジェクトの進捗管理・リスク予測について解説しました。要点を整理します。

  • ・AIはタスクデータを分析し、遅延やボトルネックを自動で検出できる
  • ・ステータスレポートの自動生成により、報告業務の負担を軽減できる
  • ・リスクの優先順位づけにより、限られたリソースを効果的に配分できる
  • ・AIの分析はあくまで参考情報であり、最終判断は人が行うことが重要

進捗管理やリスク察知に多くの時間を取られていると感じているなら、AI機能を「早期発見のパートナー」として取り入れることを検討してみてはいかがでしょうか。

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プロジェクトマネジメントにAIを取り入れる5つのTips|導入で失敗しないための実践ポイント

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AIをプロジェクトマネジメントに取り入れる企業が増えていますが、「どこから手をつければよいかわからない」という声も少なくありません。本記事では、PM業務にAIを取り入れる際に押さえておきたい5つの実践ポイントを、導入でよくある失敗例とあわせて解説します。
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プロジェクトマネジメントにAIを取り入れる5つのTips
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AIをプロジェクトマネジメントに取り入れる企業が増えていますが、「どこから手をつければよいかわからない」という声も少なくありません。本記事では、PM業務にAIを取り入れる際に押さえておきたい5つの実践ポイントを、導入でよくある失敗例とあわせて解説します。

 

なぜ今、プロジェクトマネジメントにAIが必要なのか

 

プロジェクトマネジメントの現場では、扱う情報量が年々増えています。複数プロジェクトを掛け持ちするPMは珍しくなく、進捗確認・報告資料の作成・リスクの洗い出しといった業務に多くの時間を取られがちです。

一方で、生成AIやAIエージェントの進化により、こうした「情報整理」の負担を軽減できる場面が増えてきました。ツールに組み込まれたAI機能を使えば、大きな投資をせずにAI活用を始められる点も、導入のハードルを下げている要因のひとつです。

 

プロジェクトマネジメントにAIを取り入れる5つのTips

 

Tips1:まずは「情報整理」の負担が大きい業務から着手する

AI活用でいきなり大きな成果を狙うと、現場の混乱を招きやすくなります。まずは議事録の要約、ステータス報告書のたたき台作成など、時間はかかるが判断の難しくない業務から始めるのがおすすめです。小さな成功体験を積むことで、チーム内でのAI活用への抵抗感も下がります。

Tips2:既存ツールに組み込まれたAI機能を優先的に活用する

新しいAIツールを一から導入するよりも、普段使っているプロジェクト管理ツールに組み込まれたAI機能から試す方が、学習コストが低く定着しやすい傾向があります。たとえばJiraやConfluenceには、課題やページの自動要約、自然言語での検索といったAI機能がすでに搭載されています。使い慣れたツールの延長で試せる分、現場の抵抗感も少なくなります。

Tips3:AIの出力は「たたき台」として扱い、最終判断は人が行う

AIが生成したレポートやリスク分析は、あくまで判断材料のひとつです。特にスケジュールの遅延判断や予算に関わる意思決定など、影響範囲の大きい判断は必ず人が最終確認を行いましょう。AIの提案を鵜呑みにせず、「なぜその結論になったのか」を確認する習慣をチームに根づかせることが重要です。

Tips4:チーム全体のAIリテラシーを底上げする

一部の担当者だけがAIを使いこなしている状態では、業務の属人化を招きかねません。簡単な社内勉強会や利用ガイドの整備を行い、チーム全体で同じレベルのAIリテラシーを持てるようにしましょう。あわせて、AIに入力してよい情報とそうでない情報の線引き(社内ルール)を明確にしておくことも欠かせません。

Tips5:スモールスタートで効果検証しながら拡大する

全プロジェクトに一斉に導入するのではなく、まずは1つのプロジェクト・1つの業務でPoC(試験導入)を行い、効果を測定してから展開範囲を広げるのが安全です。「報告作成にかかる時間がどれだけ減ったか」など、定量的な指標を決めて振り返ると、社内での説明もしやすくなります。

 

導入でよくある失敗と回避策

 
  • ・失敗例:ツールを導入しただけで満足してしまう → 回避策:導入後の定着支援や利用状況の振り返りの機会を設ける
  • ・失敗例:現場の負担がかえって増えてしまう → 回避策:既存の業務フローに無理なく組み込める範囲から始める
  • ・失敗例:セキュリティ・情報管理ルールが未整備なまま利用が広がる → 回避策:AIに入力してよい情報の範囲を事前に社内で合意しておく
  • ・失敗例:導入の目的が曖昧なまま進めてしまう → 回避策:「何の業務時間をどれだけ削減したいか」を最初に明確にする

 

経営層がAI活用を後押しするためにできること

 

現場のPMだけでAI活用を進めようとすると、ツール選定の権限や予算、全社的なルール整備の面で限界にぶつかることがあります。特にツールの上位プランへの切り替えや、複数部門をまたぐルール整備は、経営層の判断がなければ前に進みません。経営層には、次のような形での後押しが期待されます。

  • ・AI活用を評価する際の指標(作業時間の削減幅、報告の質など)を現場と一緒に定義する
  • ・AIツールの利用に関する社内ルール・セキュリティポリシーの整備を主導する
  • ・成果が出たプロジェクトの事例を全社に共有し、他部門への展開を後押しする
  • ・AI活用のための最低限の投資(既存ツールの上位プランへの切り替えなど)を判断する

現場任せにも経営主導の一斉導入にもせず、現場での小さな成功を経営層が拾い上げて後押しする、という両輪の進め方が、AI活用を組織に定着させるうえで効果的です。

 

まとめ|小さく始めて、着実にAI活用を定着させる

 

本記事では、プロジェクトマネジメントにAIを取り入れる際の5つの実践ポイントを解説しました。

  • Tips1:情報整理の負担が大きい業務から着手する
  • Tips2:既存ツールに組み込まれたAI機能を優先的に活用する
  • Tips3:AIの出力はたたき台として扱い、最終判断は人が行う
  • Tips4:チーム全体のAIリテラシーを底上げする
  • Tips5:スモールスタートで効果検証しながら拡大する

AI活用は、一度に完璧を目指すよりも、小さく始めて継続的に改善していくことが定着への近道です。まずは身近な業務から、AI活用の一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

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ConfluenceのAtlassian Intelligenceでできること|議事録要約・ドキュメント作成を効率化

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社内wikiやドキュメント管理ツールとして広く使われるConfluenceにも、AIエージェント「Rovo」を中心とした生成AI機能が搭載されています。議事録やページの自動要約、文章作成・翻訳の補助など、日々のドキュメント作業を効率化する機能について、活用シーンとあわせて解説します。
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ConfluenceのAtlassian Intelligenceでできること
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社内wikiやドキュメント管理ツールとして広く使われるConfluenceにも、AIエージェント「Rovo」を中心とした生成AI機能が搭載されています。議事録やページの自動要約、文章作成・翻訳の補助など、日々のドキュメント作業を効率化する機能について、活用シーンとあわせて解説します。

 

ConfluenceのAI機能とは

 

搭載されている主なAI機能の全体像

ConfluenceのAI機能は、AtlassianのAIエージェント「Rovo」をベースに提供されています。以前は「Atlassian Intelligence」という名称で個別のAI機能が案内されていましたが、現在はRovoのブランドのもとに「Create with Rovo」「Ask Rovo」「Remix with Rovo」といった形で機能が整理されています。いずれもConfluence上のページ作成・編集・検索を、生成AIの力で効率化するものです。

利用条件(対応プラン)

ConfluenceのAI機能の多くは、Standard以上の有料プランに追加料金なしで含まれています(Freeプランでは利用できません)。一部の高度な機能はプランごとに付与されるクレジットを消費する仕組みになっているため、詳細は契約プランや公式サイトで確認することをおすすめします。

 

Confluenceで使える主なAI機能

 

ページ・議事録の自動要約

長いミーティングメモや仕様書は、AIが自動で要点を数行に要約してくれます。ページを開いた際に要約が表示される機能もあり、内容を読み込む前に全体像をつかめる点が実務上のメリットです。引き継ぎ時や久しぶりに開くページの内容把握にも役立ちます。

文章作成・編集・翻訳(Create / Ask with Rovo)

「Create with Rovo」を使うと、簡単なプロンプトからプロジェクト計画書や会議サマリー、オンボーディングガイドなどの構造化されたドラフトを生成できます。ゼロから文章を書く手間を省き、たたき台をもとに加筆・修正する形で作業を進められます。

また「Ask Rovo」では、既存の文章を書き直す・短くする・詳しく展開する・トーンを変えるといった編集が可能です。海外拠点とのやり取りが多いチームでは、翻訳機能を使って多言語での情報共有をスムーズにできます。

コンテンツの視覚化とページ内Q&A

「Remix with Rovo」を使えば、テキスト中心のページを図表やインフォグラフィックなど視覚的なフォーマットに変換したり、既存コンテンツからプレゼンテーション資料を作成したりできます。

また、Rovo Chatを通じてページの内容について自然言語で質問すると、該当箇所を示しながら回答してくれるため、長いドキュメントの中から必要な情報を探す時間を削減できます。

 

実務での活用シーン

 

会議の議事録作成を効率化する

会議中のメモや録音の書き起こしをConfluenceページに貼り付け、AIに要約させることで、参加者への共有までの時間を短縮できます。決定事項・次のアクションといった項目ごとに整理させる使い方も可能です。

マニュアル・ナレッジベースの整備を効率化する

既存の業務マニュアルを「もっとわかりやすく」「新入社員向けに」といった指示で書き直させることで、読みやすさを底上げできます。断片的にたまった情報をもとに、AIにドラフトを作成させてからチームで加筆する進め方も効率的です。

海外拠点・多言語チームとの連携を効率化する

海外拠点や外国籍メンバーが在籍するチームでは、議事録やマニュアルの翻訳作業が定常的な負担になりがちです。AIによる翻訳機能を使えば、日本語で作成したページを他言語に展開する際の下訳をスピーディに用意でき、翻訳会社への依頼や手作業での翻訳にかかる時間を削減できます。ニュアンスの確認など最終チェックは必要ですが、たたき台としての活用価値は十分にあります。

 

利用時の注意点

 
  • ・AIが生成した文章やドラフトは、公開前に必ず内容の正確性を人の目で確認してください。特に社外に公開する文書や数値を含む内容は、AIの出力をそのまま使わないことが重要です
     
  • ・日本語での要約・翻訳精度は、英語に比べてやや劣る場合があります。重要な文書は生成結果を必ず見直す運用にしましょう
     
  • ・要約・検索の対象となる情報には、Confluenceの権限設定がそのまま反映されます。公開範囲の設定を事前に見直しておくと安心です
     
  • ・機能は継続的にアップデートされているため、公式のリリースノートやヘルプページで最新の提供状況を確認することをおすすめします

 

まとめ|ドキュメント業務にAIを取り入れる第一歩

 

本記事では、ConfluenceのAI機能(Rovo)でできることを解説しました。要点を整理します。

  • ・ConfluenceのAI機能は、Rovoのブランドのもとに「要約」「作成・編集」「視覚化」「Q&A」として整理されている
  • ・Standardプラン以上で追加料金なく利用できる機能が多く、高度な機能は付与クレジットを消費する仕組み
  • ・議事録の要約、マニュアル作成の効率化など、日々のドキュメント業務の負担軽減に直結する
  • ・AIの出力は必ず人が確認し、権限設定も事前に見直しておくことが重要

ドキュメント作成や情報整理に時間がかかっていると感じているなら、まずは議事録の要約など、身近な業務からAI機能を試してみてはいかがでしょうか。

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Rovoとは?Atlassian製品を横断するAIエージェントの活用法

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Atlassianは、Jira・Confluenceをはじめとする自社製品を横断して利用できるAIエージェント「Rovo」を提供しています。チャットでの対話、社内ナレッジの横断検索、定型業務の自動化まで幅広い機能を1つのサービスでカバーするRovoについて、Atlassian Intelligenceとの違いや具体的な活用シーンをわかりやすく解説します。
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Stylized architectural illustration of a constructed building
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Atlassianは、Jira・Confluenceをはじめとする自社製品を横断して利用できるAIエージェント「Rovo」を提供しています。チャットでの対話、社内ナレッジの横断検索、定型業務の自動化まで幅広い機能を1つのサービスでカバーするRovoについて、Atlassian Intelligenceとの違いや具体的な活用シーンをわかりやすく解説します。

 

Rovoとは?

 

Rovo登場の背景とAtlassian Intelligenceとの違い

Atlassianは各製品に生成AI機能「Atlassian Intelligence」を組み込む一方で、Jira・Confluence・検索など複数の製品・データソースを横断して利用できるAIエージェントサービスとして「Rovo」を展開しています。

Atlassian Intelligenceが「各製品内で使えるAI機能」であるのに対し、Rovoは「複数の製品・アプリをまたいで動くAIエージェント」という位置づけです。たとえばJiraの課題要約やConfluenceのページ要約はAtlassian Intelligenceの機能ですが、複数のJiraプロジェクトやConfluenceスペース、さらに連携する外部アプリまで横断して情報を検索・要約・自動化するのがRovoの役割です。

企業のDX推進やリモートワークの定着により、情報が複数のツールに分散し「どこに何があるかわからない」という課題が増えたことが、Rovoのような横断型AIサービスが登場した背景にあります。特に、事業部ごとに異なるツールを使っている企業や、部署間の連携が多い組織ほど、情報の分散という課題は深刻になりやすく、横断型AIの必要性も高まっています。

Rovoの主な構成要素(Chat・Search・Agents)

Rovoは大きく3つの機能で構成されています。

  • ・Rovo Chat:自然言語での質問に対し、チームのコンテキストを踏まえて回答するチャット機能。Jiraチケットの作成やSlackメッセージの送信など、チャットから直接アクションを実行できる点が特徴。複数のアプリやWeb上の情報を横断的に調査し、根拠を示しながらレポートを作成する「Deep Research」機能も備える
     
  • ・Rovo Search:Atlassian製品や連携するアプリを横断した検索機能。自然言語での質問に個別化した回答を返す「Smart Answers」や、プロジェクト・目標に関するリアルタイム情報をまとめて表示する「Knowledge Cards」などを提供
     
  • ・Rovo Agents:ノーコードで構築できる常時稼働のAIエージェント。アラートの分類や原因分析、定型レポートの作成など、あらかじめ定義した業務を自動で実行する

 

Rovoでできること(主な機能)

 

横断検索でナレッジを即座に発見

Jira・Confluenceに加え、連携している外部アプリまで含めて情報を横断検索できるのがRovo Searchの強みです。「あのプロジェクトの決定事項はどこに書いてあったか」「過去に似た課題を対応したことがあるか」といった、複数ツールをまたいだ探し物に時間を取られている場合、検索時間の大幅な削減が期待できます。

対話形式でのタスク操作・要約

Rovo Chatを使えば、「先週作成されたJiraチケットを担当者別に一覧にして」「このConfluenceページと関連するページをまとめて要約して」といった指示を自然言語で行うだけで、必要な情報や操作結果が得られます。複数のドキュメントを横断した要約や、根拠となる引用付きの調査レポートを作成できる点も、一般的なチャットボットとは異なる特徴です。

AIエージェントによる定型業務の自動化

Rovo Agentsでは、あらかじめ定義したルールに沿って、アラートの一次切り分けや定型レポートの作成、進捗確認のリマインドなどを自動化できます。ノーコードで構築できるため、エンジニアでなくても業務に合わせたエージェントを作成しやすい点も特徴です。

 

実務での活用シーン

 

プロジェクトマネージャーの場合

複数プロジェクトを掛け持ちするPMにとって、Rovoは「状況把握のハブ」として機能します。週次レビュー前にRovo Searchで関連情報を素早く集めたり、Rovo Chatで各プロジェクトの進捗を横断的に要約させたりすることで、報告資料の作成時間を短縮できます。

IT管理者・情報システム部門の場合

社内向けのFAQ対応やナレッジ検索の窓口をRovo Agentsで自動化すれば、問い合わせ対応の属人化を防ぎつつ、担当者の負担を軽減できます。ツールが複数部門にまたがる企業では、横断検索によって「どこに情報があるか探す」手間そのものを減らせる点も大きなメリットです。

経営層の場合

経営層にとっては、RovoのようなAIエージェントの導入は「投資対効果をどう見極めるか」が関心事になります。個々の機能を細かく把握するよりも、複数部門・複数ツールに分散した情報をAIが横断的に扱えるようになることで、意思決定に必要な情報を集める時間そのものが短縮される、という全体像を押さえておくとよいでしょう。まずは一部門・一部業務での試験導入を通じて実際の効果を確認したうえで、展開範囲を判断する進め方が現実的です。

 

導入時の注意点

 
  • ・Rovoの主な機能は有料プランに組み込まれたクレジット制で提供されており、Chat・Agentsの利用やDeep Researchなどはクレジットを消費します。利用量が多いチームでは、プランごとのクレジット付与量を事前に確認しておくと安心です
     
  • ・検索・要約対象となる情報の権限設定(誰がどのデータにアクセスできるか)を事前に整理しておく必要があります。Rovoは既存の権限設定を踏まえて回答するため、権限管理が曖昧なまま導入すると、意図しない情報共有につながるおそれがあります
     
  • ・日本語での自然言語入力にも対応していますが、複雑な指示や専門用語が多い問い合わせでは、英語入力の方が精度が高くなる場合があります
     
  • ・料金体系・提供機能は今後変更される可能性があるため、最新情報はAtlassian公式サイトで確認することをおすすめします

 

まとめ|Rovoで実現するAI活用の次のステップ

 

本記事では、AtlassianのAIエージェント「Rovo」について、Atlassian Intelligenceとの違いや主な機能、活用シーンを解説しました。要点を整理します。

  • ・RovoはJira・Confluenceなど複数の製品・アプリを横断して使えるAIエージェントで、Chat・Search・Agentsの3つの機能で構成される
  • ・Atlassian Intelligenceが「製品内のAI機能」であるのに対し、Rovoは「製品をまたぐAIエージェント」という位置づけ
  • ・横断検索・対話形式でのタスク操作・定型業務の自動化により、情報収集や報告業務の時間を大きく削減できる
  • ・導入時は権限設定とクレジット消費量の把握が重要

複数のツールに情報が分散し、探し物や報告作成に時間を取られていると感じているなら、Rovoの活用を検討する価値は十分にあります。まずは自社の課題に近い活用シーンから、スモールスタートで試してみてはいかがでしょうか。
 

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Drupalに訪れる“これまでで最大の波” ─コミュニティ最高責任者Tim氏が語る、DrupalとAIの現在地

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Drupal誕生25周年に寄せた特別対談。Drupal Association の最高責任者Tim Doyle氏が、AIという「これまでで最大の波」に立ち向かう覚悟を語ります。嵐を突き進むバイソンの比喩、そしてDrupal CMSが切り拓くエキサイティングな未来とは。
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コミュニティ最高責任者Tim氏が語る、DrupalとAIの現在地

 2026年、世界中で愛されるDrupalは誕生から25周年という輝かしい節目を迎えました。この記念すべきアニバーサリーイヤーに合わせ、昨秋のDrupalCon Naraで語られたリーダーたちの貴重なメッセージを特別連載としてお届けします。

 

DrupalCon Nara 2025で実現したインタビュー

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(右)インタビューを受けるTim氏(DrupalCon Nara 2025会場)

2025年に奈良で開催された「DrupalCon Nara2025」。世界中のDrupal関係者が集うこの場で、Drupal Association の最高責任者(CEO)であるTim氏に話を聞く機会を得ました。(Tim Doyle 氏の紹介:https://www.drupal.org/u/tim-d)
 

 

Drupalという25年以上続くオープンソースプロジェクトを次の時代へ導く立場にあるTim氏は、Drupal Associationの中核メンバーとして、グローバルなDrupalコミュニティの成長と持続を担う存在です。
本記事では、Tim氏が語るDrupalを取り巻く環境の変化やDrupal CMSの登場、そしてAIがもたらす「これまでで最大の波」について紹介します。
※本記事では、Drupal創設者であるDries Buytaert氏のコメント部分に斜体(イタリック)加工を施しています。
 

Tim氏が見てきたDrupalの変化ー就任から約3年間で起きた大きなうねり

Tim氏がDrupalに本格的に関わるようになってから、約3年。
その短い期間の中でも、Drupalを取り巻く環境は大きく変化したそうです。特に大きな転換点となったのが、COVID-19を挟んだ前後の状況。
コロナ禍では、デジタルトランスフォーメーション(DX)の需要が急激に高まり、多くの組織でデジタル施策が進みました。
「コロナの間は、デジタルトランスフォーメーションを中心とした取り組みが非常に活発で、ビジネスも好調でした」
しかし、ポストコロナでは経済環境が変化し、Drupalの将来について疑問を抱く声も出てきたそうです。

「ポストコロナでは経済がやや低迷し、人々は『Drupalはこれからどこへ向かうのか』と考えるようになりました」

 

Drupal CMSの登場とその反響ー市場とGoogleからの注目

そうした状況の中で登場したのが、「Drupal CMS」。Googleを含めて大きな注目を集めたDrupal CMSは、わずか約18か月という短期間で構築からローンチまでが進められました。
「この18か月間で、構築からローンチまで本当に素晴らしい取り組みを行いました」
 

さらに、Drupal CMSはすでに次のフェーズへと進もうとしています。
「現在は、CMSの第2バージョンをまもなくリリースしようとしています」
このスピード感は、長い歴史を持つDrupalにとっても、象徴的な変化だと言えるでしょう。

 

AIがもたらす新たな転換点ー「逃げるのではなく、嵐に向かって進む」

Drupal CMSの動きと並行して、もう一つの大きな要素が加わりました。
それが、生成AI。
「生成AIという新たな要素も加わりました。AIは単なる施策の一つではなく、テクノロジーの捉え方そのものや、人々が日々の仕事にどう向き合うかを大きく変えつつあります」
 

AIに対して、不安を感じる人が多いのも事実です。しかしTim氏は、DrupalはAIを「歓迎している」と明言。
その理由を説明する際、Tim氏はDries BuytaerTim氏がDrupalConで語った、ある印象的なたとえを紹介しています。
「アメリカバイソンが嵐を乗り越えるために、あえて嵐に向かって走り込む。
嵐を最も早く抜ける方法は、逃げることではなく正面から突き進むことだ、というたとえです」
 

AIに対しても同じ姿勢が必要だとTim氏は語っています。
「私たちは、嵐に入る前からすべての答えを持っているわけではありません。
すでに嵐のただ中にいて、その中で試行錯誤しながら答えを見つけていく必要があります」
 

そして最終的には、Drupalはこの変化を乗り越え、より強い存在になると確信されています。
「どのような新しい世界が待っていようとも、Drupalはそれを乗り越え、より強い存在として前に進んでいける、非常に良い立ち位置にあると思います」

 

25年続くソフトウェアとしてのDrupalの今後ー「これまでで最大の波」の正体

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Tim-DrupalCon Nara 2025

DrupalCon Nara に登壇したTim氏(DrupalCon Nara 2025会場)

Drupalは25年続くソフトウェア。ソフトウェアとしては、非常に長い歴史を持っています。Tim氏は、これから訪れる変化を「これまでで最大の波になる」と表現しました。
「Drupalは25年の歴史を持つソフトウェアですが、今まさに次の進化と、新たなダイナミックな変化の瀬戸際に立っています」
 

 

その背景には、Drupal 7から8への移行で行われた構造的な変革があるといいます。
「DrupalはAIに対して非常に良いポジションにあります。それは、Drupal 7から8へ移行する際に行った構造的な変更によるところが大きいのです」
 

Tim氏は、これからのDrupalの進化、そして次の25年に強い期待を寄せていました。また、今回の来日を通じて、Tim氏は日本のDrupalコミュニティに対する認識を大きく改めたといいます。
「実際に訪れてみて、日本には活発で魅力的なプロジェクトに取り組む企業が数多くあることを実感しました。日本のDrupalコミュニティの強さは、非常に目が開かれる経験でした」


日本で初開催となったDrupalConは、Drupal Associationと日本のコミュニティとの関係を、より一段深いものへと押し進める象徴的な出来事となりました。最後にTim氏は、Drupalの未来について次のように語っています。
「Drupalの変革はとてもエキサイティングなものになるでしょうし、これからの25年が本当に楽しみです」

 

まとめ

Drupal CMS、そしてAI。二つの大きな変化が同時に進む今、Drupalは「これまでで最大の波」に正面から向き合っています。
逃げるのではなく、進む。答えは、進みながら見つけていく。Tim氏の言葉からは、25年続くオープンソースコミュニティとしての覚悟と、自信がはっきりと伝わってきました。
 

DXTimesでは、今後もDrupalの進化と、その背景にある思想を追い続けてまいります。

 

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1093

【第3回】25年以上続くDrupalコミュニティの秘密と、日本への期待

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多くのプロジェクトが消えゆく中、なぜDrupalは25年以上も進化し続けられるのか。創設者Dries氏が語る、持続可能なコミュニティの設計と日本市場や次世代への期待をまとめた連載完結編です。
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25年以上続くDrupalコミュニティの秘密とは

— Drupal創設者 Dries Buytaert 氏インタビュー3 —
2026年、世界中で愛されるDrupalは誕生から25周年という輝かしい節目を迎えました。この記念すべきアニバーサリーイヤーに合わせ、昨秋のDrupalCon Naraで語られたリーダーたちの貴重なメッセージを特別連載としてお届けします。全3回にわたってお届けしてきた創設者Dries Buytaert氏による特別連載も、本記事が最終回となります。

 

OSSが「続かない」中で、なぜDrupalは25年以上続いているのか

オープンソースソフトウェア(OSS)の世界では、多くのプロジェクトが生まれては消えていく時代です。技術的に優れていても、数年で開発が止まり、コミュニティが分散し、結果として使われなくなるケースは珍しくありません。その中で、Drupalは25年以上にわたり、世界中で使われ続けているOSSです。
Drupal創設者の Dries Buytaert 氏は、この「継続性」こそがDrupalの最大の価値のひとつだと語っています。

「Drupalは一時的なブームではなく、長期的に進化し続けることを前提に設計されてきました。」
では、なぜDrupalはこれほど長く続いてきたのでしょうか。その答えは、技術だけでなくコミュニティの設計思想にありました。

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DrupalConNara2025

国境を越え、多くのビジネスリーダーやエンジニアが彼の知見を求めて集結(DrupalCon Nara 2025 会場風景)

 

コミュニティが持続する仕組み

コントリビューション文化が「当たり前」として根付いている

Drupalコミュニティの特徴として、Dries氏が繰り返し強調するのがコントリビューション(貢献)文化です。Drupalでは、「使う人」と「支える人」が明確に分断されていません。
利用者自身が、何らかの形でプロジェクトに関わることが自然な行為として受け入れられているのです。
「オープンソースは、受け取るだけの関係では長続きしません。
何かしらの形で貢献することで、コミュニティは健全に成長します。」
 

貢献の形は「コード」だけではない

Drupalにおける貢献は、コードを書くことだけを意味しない。

  • ドキュメントの整備
  • バグ報告
  • 翻訳
  • イベント運営
  • 初心者へのサポート

こうした多様な貢献の形が正式に評価される仕組みが、参加のハードルを下げ、裾野の広いコミュニティを支えています。
「すべての人が優れたプログラマーである必要はありません。それぞれの得意分野で関われることが重要です。」
 

情報発信の変化とローカライズの重要性

ドキュメント中心から、動画・対話型へ

Drupalコミュニティの情報発信も、時代とともに変化しています。かつてはテキスト中心だった公式ドキュメントに加え、現在では

  • 動画コンテンツ
  • セッションアーカイブ
  • カンファレンス配信

など、学びやすい形式が重視されるようになってきています。
Dries氏は、これを「新しい世代にとって自然な変化」だと捉えています。
「学び方は世代ごとに変わります。だからこそ、伝え方も進化し続ける必要があります。」
 

翻訳・ローカライズがコミュニティを広げる

もうひとつ重要なのが、翻訳とローカライズです。英語が中心になりがちなOSSの世界において、母国語で情報を得られることは参加のハードルを大きく下げます。
Dries氏は、日本を含む非英語圏のコミュニティに対し、翻訳活動の価値を強調しています。
「翻訳は単なる作業ではなく、コミュニティを広げる重要な貢献です。」
 

日本の開発者・企業へのメッセージ

Meetupという「顔の見える場」の力

Dries氏が特に重視しているのが、Meetupの存在です。オンラインが主流になった今でも、実際に顔を合わせる場には特別な意味があり、日本各地で行われているDrupal Meetupは、これからの成長において重要な基盤になる、と語ります。
「Meetupは信頼を築く場です。
人と人がつながることで、コミュニティは強くなります。」
 

若い世代への期待

またDries氏は、若い世代の参加に大きな期待を寄せています。大学や教育機関との連携、学生のコミュニティ参加は、Drupalの将来を左右する要素のひとつです。
「次の25年を支えるのは、今の若い開発者たちです。」
日本においても、次世代が自然にOSSに触れ、参加できる環境づくりが重要になっています。

 

まとめ|コミュニティがあるからDrupalは続く

Drupalが25年以上続いてきた理由は、単に優れたCMSだったからではありません。

  • 多様な貢献を受け入れる文化
  • 変化し続ける情報発信
  • ローカルコミュニティの存在
  • 次世代への投資

コミュニティそのものが進化し続けてきたからこそ、Drupalは続いているのです。今後もDrupalConをはじめとしたイベントは、その中心的な役割を果たし続けることでしょう。

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DrupalConNara2025

Dreis氏を囲むコミュニティイベント参加者(DrupalCon Nara 2025 会場にて)


 DXTimesとしても、この連載を通じてDrupalというソフトウェアだけでなく、それを支える思想とコミュニティの価値を伝えてきました。
この第3回をもって連載は完結しますが、Drupalの物語はこれからも世界各地や日本で続いていく様子を発信し続けていきます。
 

連載記事

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1088

【第2回】なぜDrupalは「企業・行政」に選ばれ続けるのか

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なぜDrupalはミッションクリティカルな企業や行政に選ばれ続けるのか。創設者Dries氏が、データ主権を守る「抽象化レイヤー」や、人間が最終判断を行うAIガバナンスなど、信頼されるデジタル基盤としての設計思想を明かします。
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セキュリティと信頼性から見る、Drupalの強み

— Drupal創設者 Dries Buytaert 氏インタビュー 2 —


2026年、世界中で愛されるDrupalは誕生から25周年という輝かしい節目を迎えました。この記念すべきアニバーサリーイヤーに合わせ、昨秋のDrupalCon Naraで語られたリーダーたちの貴重なメッセージを特別連載としてお届けします。

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DrupalCon Nara 2025_Dries_QA

会場からの質問に回答するDreis氏(DrupalCon Nara 2025)

なぜ今、「企業・行政×Drupal」なのか

第1回では、Drupal創設者 Dries Buytaert 氏が語る「AI時代におけるオープンソースの進化」を紹介しました。
AIという大きな技術変革の中で、Drupalは“恐れ”よりも“可能性”を選び、慎重かつ思想的に進化しようとしています。
では、そのDrupalがなぜ長年にわたり、企業や行政機関といったミッションクリティカルな領域で選ばれ続けてきたのか。
その答えは、「セキュリティ」と「信頼性」に対する一貫した姿勢にあります。
本記事では、Dries氏の言葉をもとに、Drupalがエンタープライズや公共分野で評価される理由を紐解いていきます。

 

日本企業は「慎重」、だが目指すゴールは世界共通

インタビューの中でDries氏は、日本企業についてこう語っています。
「日本の組織は、新しい技術の導入に慎重だと感じています。」
 

実際、日本ではオンプレミスからクラウドへの移行も、欧米に比べて時間を要しています。
AIに対しても同様に、「セキュリティ」「データの扱い」を理由に慎重な姿勢がとられています。
しかしDries氏は、同時にこうも指摘しています。
「ただし、目指しているゴールは世界中で共通です。少ないリソースでより多くの成果を出し、顧客体験を向上させたい。」
効率化、ROIの向上、より良いユーザー体験。これらは日本企業も、海外企業も変わらない課題です。
AIは、それらを大きく前進させる可能性を持つ。
だからこそDrupalは、「慎重さ」を前提にしながらも、企業・行政が安心して使えるAI活用を模索しているといえます。
 

データを「外に出さない」AIという選択肢

利用者自身がコントロールする

Drupalが重視しているのは、「すべてをAIに任せる」ことではありません。
むしろ、どのデータをAIに渡すのかを、利用者自身がコントロールできることを大切にしています。
「企業や政府機関にとって、データは最も重要な資産です。それを無条件に外部へ渡すべきではありません。」
Drupalでは、AIを活用しながらも、

  • 機密情報は外に出さない
  • 内部データは内部で処理する

といった設計が可能になるよう配慮されています。

データ主権を重視した設計思想

そこでDries氏は、Drupal AIの特徴として「抽象化レイヤー(abstraction layer)」の存在を挙げていました。Drupalが企業・行政から信頼される最大の理由のひとつが、このデータ主権を重視した設計思想です。これにより、組織は以下のような選択が可能になります
 

  • 利用するAIプロバイダを用途ごとに選択できる
  • OpenAIなどの外部クラウドに依存しない構成が可能
  • 自社データセンターやオンプレミス環境でAIを動かせる
  • 個人情報や顧客データを外部に送らずに済む

つまりDrupalは、「AIを使うか/使わないか」ではなく、「どのAIを、どこで、どう使うか」を組織が主体的に決められる設計を提供しているのです。
これは、セキュリティやコンプライアンスが最重要視される企業・行政にとって、大きな安心材料となります。
 

「AIが勝手に動かない」ためのガバナンス設計

もうひとつ、Drupalが強調しているのが透明性とガバナンスです。
Drupalでは、AIが関与するすべての変更や提案について、

  • 何がAIによるものか
  • なぜその提案が行われたのか

を可視化する仕組みが用意されています。
さらに、

  • AIの操作には人間のレビュー・承認を必須にできる
  • 最終判断は必ず人が行う

という「Human in the Loop(人間が最終判断する)」設計が徹底されています。

「私たちは、AIがすべてを勝手に決める世界を望んでいません。プライバシーや信頼を損なうことがあってはならないのです。」
ブラックボックス化しがちなAIに対し、説明責任と統制を組み込む。この姿勢こそが、Drupalが“企業・行政向けCMS”として評価される理由なのではないでしょうか。
 

オープンソースであることが「安心」につながる理由

一見すると、「オープンソース=不安」と感じる人もいるかもしれないですが、Drupalの場合、その逆です。

  • ソースコードが公開されている
  • 世界中の開発者によるレビューが行われている
  • 問題が隠されず、改善が積み重ねられる

この透明性こそが、長期的な信頼につながっています。
またDrupalは、非営利団体であるDrupal Associationによって運営され、
 

  • DrupalConなどのイベント収益
  • 認定パートナープログラム
  • 広告・協賛

といった収益をすべてプロジェクトに再投資されています。
営利目的に振り回されず、公共性を保ちながら進化し続けている点も、行政・大企業にとって重要な評価ポイントとなるでしょう。
 

まとめ|選ばれ続ける理由は「思想」と「設計」にある

Drupalが企業・行政に選ばれ続ける理由は、単なる高機能CMSだからではありません。
「AIはあくまで支援役です。最終的な判断は、人間が行うべきだと考えています。」
というDeris氏の言葉にあるように、それを実現できる

  • データを守る設計
  • 人間が最終判断するAI
  • 透明性の高いオープンソース
  • 長期運用を前提としたガバナンス

これらすべてが、「信頼できる基盤」としてのDrupalを形作っているのです。

次回【第3回】では、25年以上続くDrupalコミュニティの秘密と、日本への期待について、Dries Buytaert 氏の言葉をもとにさらに深掘りしていきます。

Article No
1087

【第1回】AI時代に、オープンソースはどう進化するのか— Drupal創設者 Dries Buytaert 氏インタビュー —

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Drupal誕生25周年、創設者Dries Buytaert氏が語る「AI時代のオープンソース」とは。AIはOSSにとって脅威か、それとも進化の力か。AIファーストの世界を見据えた、Drupalの今後10年のビジョンを紐解きます。
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AI時代に、オープンソースはどう進化するのか

ーDrupal創設者 Dries Buytaert 氏インタビュー 1 ー

 2026年、世界中で愛されるDrupalは誕生から25周年という輝かしい節目を迎えました。この記念すべきアニバーサリーイヤーに合わせ、昨秋のDrupalCon Naraで語られたリーダーたちの貴重なメッセージを特別連載としてお届けします。
 

四半世紀にわたりWebの進化を支えてきたDrupalですが、今まさに「次の25年」に向けた新たな進化の瀬戸際に立っています。これまでの長い歴史の中でも類を見ない大きな変革の時に、私たちは何を指針とすべきでしょうか。
 

なぜ今、このインタビューなのか

AIが急速に進化し、WebやCMSの在り方そのものが問われる時代に入りました。生成AIの登場は、単なる技術トレンドではなく、Webの構造や運用、そして「誰がどのようにWebを作るのか」という前提を大きく揺さぶっています。
Drupalは約25年にわたり進化を続けてきたオープンソースCMSです。その創設者であるDries Buytaert氏は、いま訪れているAIの波をどのように捉え、Drupalをどこへ導こうとしているのでしょうか。本記事では、DrupalCon Nara 2025の文脈を踏まえつつ、Dries氏の言葉をもとに「AI時代のオープンソース」について紐解いていきます。

※本記事では、Drupal創設者であるDries Buytaert氏のコメント部分に斜体(イタリック)加工を施しています。
 

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interview-01

Dreis氏とDXTimes記者(DrupalCon Nara 2025 会場にて)

25年続くDrupal、次の10年で何が起きるのか

Dries氏は、Drupalのこれまでを振り返りながら、今後10年を見据えたビジョンをこう語ります。
Drupalが誕生した当時、Googleはまだ非公開企業で、モバイルインターネットも存在していませんでした。その後、Webは何度も大きな転換点を迎えてきましたが、Dries氏は「AIは、これまで以上に大きな変革になる可能性がある」と指摘します。


「いま私が最も注力しているのは、Drupalが“AIの嵐”を乗り越え、AIファーストの世界でも価値あるCMSであり続けることです。この取り組みだけで、正直これから10年は忙しくなるでしょう」


AIは非常に速いスピードで進化していますが、Dries氏は多くの組織が本格的にAIを活用するのは、5〜7年先になるとも見ています。その長い時間軸の中で、DrupalとAIをどう結びつけるかが、最大のチャンスであり、同時に最大の課題だと語ります。
 

AIは脅威か、それともチャンスか

AIについて、オープンソースコミュニティでは「怖い存在」と捉えられることも少なくありません。この問いに対し、Dries氏は率直な感情を明かします。
「正直に言うと、私自身もAIは怖いです(笑)。でも同時に、とてもワクワクしています」
その理由は、AIがDrupalを「より多くの人にとって使いやすい存在」に変える可能性を秘めているからです。Drupalは高い柔軟性と拡張性を持つ一方で、学習コストが高いという課題を長年抱えてきました。
Dries氏は、AIがその壁を下げ、より多くの人がオープンソースでWebサイトを構築できる未来を描いています。
 

「AIは、Drupalの採用を広げ、何百万人もの人たちがオープンソースでWebを作れるようにする力を持っています。怖さもありますが、同時に非常に強力なイネーブラーでもあるのです」
 

Drupalが持つ「AI時代に向いた強み」

Dries氏は、DrupalにはAI時代において特に相性の良い特性があると語ります。
 

  • 構造化されたコンテンツ
  • バージョン管理・リビジョン管理
  • 厳密な権限管理やワークフロー

これらはすべて、AIと組み合わせることで真価を発揮する要素です。
「Drupalの技術的な強みは、AIファーストの世界にとても適しています。AIによって、これらの強みをさらに増幅させることができるのです」
だからこそDries氏は、AIを恐れて距離を取るのではなく、「価値観と原則に基づきながら、AIとともに進化する」姿勢が重要だと強調します。
 

日本企業が懸念する「AIとセキュリティ」への答え

日本企業は、新しい技術の導入に慎重だと言われます。クラウドの普及が他国より遅れた背景には、強いセキュリティ意識がありました。AIについても同様の懸念がある中で、Drupalはどう向き合うのでしょうか。
Dries氏は、日本企業と対話を重ねる中で感じた共通点をこう語ります。
「日本の企業も、世界中の企業と同じ目標を持っています。限られたリソースでより多くの成果を出し、より良い顧客体験を提供したい、という点です」
その上で、Drupal AIの設計思想として紹介されたのが「抽象化レイヤー(abstraction layer)」です。

 

データを外に出さないAIという選択

  • Drupalでは、特定のAIベンダーに依存しない仕組みを用意しています。
  • 利用するAIプロバイダを用途ごとに選択可能
  • 自社サーバー上で動くローカルLLMの利用も可能

個人情報や顧客データを外部クラウドに送らずにAIを活用できる
これにより、日本企業が特に重視する「データ主権」や「情報管理」の要件にも対応できます。
 

人間が最終判断するAI

さらにDrupalでは、AIの提案や変更を可視化し、必ず人間が確認・承認できる仕組みを重視しています。
「私たちは、AIが勝手にすべてを決める世界を望んでいません。最終的には、人間が責任を持って判断する。そのためのガバナンスと透明性を大切にしています」
 

オープンソースだからこそ、AIと向き合える

Dries氏の言葉から一貫して伝わってくるのは、「オープンソースの価値観」です。
ブラックボックス化しがちなAI技術に対し、透明性を保ち、選択肢をユーザーに委ねる。その姿勢こそが、DrupalがAI時代においても信頼され続ける理由なのかもしれません。
「私たちは、原則や価値観に基づいてAIと向き合いたい。ただ便利だから使うのではなく、慎重に、しかし前向きに進化していくことが大切です」

 

まとめ|AI時代におけるオープンソースの可能性

AIは、オープンソースにとって脅威であると同時に、大きな可能性でもあります。Drupalはその最前線で、「人を中心に据えたAI活用」を模索しています。
次回【第2回】では、なぜDrupalが企業や行政といったエンタープライズ領域で選ばれ続けているのか、その理由を「セキュリティ」「ガバナンス」「長期運用」という観点から掘り下げていきます。

Article No
1086

開催まであとわずか!DrupalCon Nara 2025の見どころをご紹介

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日本の最初の都として、そしてシルクロードの終着点として、さまざまな文化と技術を受け入れてきた街・奈良。その地で、世界のDrupalコミュニティが集う「DrupalCon Nara 2025」が開催されます。伝統とテクノロジーが交わり、日本のデジタル変革(DX)の新しい章が始まります。
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DrupalCon Nara「伝統とテクノロジーが交差する街=奈良」で開催

2025年11月17日(月)〜19日(水)、DrupalCon Nara 2025 がついに開催されます。
会場はJR奈良駅直結のホテル日航奈良。アクセスの良さと、歴史と文化が息づくロケーションが魅力です。

「伝統とテクノロジーが交差する街・奈良」で行われる今回のDrupalConは、まさに“日本のデジタル変革(DX)の始まりの地”として象徴的な意味を持ちます。
長い歴史の中で、奈良は多様な文化・思想・技術を受け入れながら進化を重ねてきた場所。そんな奈良で、世界中の開発者・デザイナー・ビジネスリーダーが未来のDXを語り合う──まさに「伝統の上に立つイノベーション」の瞬間がここにあります。

英語・日本語両対応で、40以上の専門セッションが予定されており、世界規模での知識交換と交流が実現します。

 

基本情報

DrupalCon Nara 2025

 

受け継ぎ、つなぎ、創り出す——奈良という場所の力。

日本の最初の首都が置かれ、シルクロードの終着点として多様な文化と技術を受け入れてきた奈良。そこは、外から来たものをただ取り入れるだけでなく、自らの文脈に合わせて再構築し、新しい価値を生み出す力を持つ場所です。
いま世界がDX(デジタルトランスフォーメーション)の新しい時代に向かう中で、奈良はまさに“日本の変革のはじまりの地”として、次のイノベーションを語るにふさわしい舞台。
シルクロードが文化を運んだように、DrupalCon Naraは世界中の知と情熱をつなぐ“デジタルシルクロード”になります。

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【見どころ&ここがポイント!】

特別アクティビティプログラム、奈良で宝探し!

奈良の街全体が、今年だけの特別な宝探し、「Treasure Hunt」の舞台に!
古都の石畳や静かな社寺、現代アートや自然の風景を巡りながら、Drupalのスピリット=“探究と創造”を体験するアクティビティです。
11月16日(日)開催が予定されています。カンファレンス前日に奈良を五感で感じられる人気プログラムです。DrupalConとは別の申込となります。

 

Contribution Day — “知る”から“創る”へ

DrupalCon Nara 2025では、世界中の開発者や愛好家が一堂に会し、オープンソースの未来を共に築く「Contribution Day」が開催されます。

経験の有無を問わず、誰もが参加可能。初心者もベテランも一緒にコードを書き、翻訳やデザイン、ドキュメント改善など、多様な形でDrupalの成長に貢献できます。

DrupalConは「知る」だけでなく、「参加する」イベント。奈良という“はじまりの地”で、世界と肩を並べながら学び、創り、つながる—
DX時代の“共創”を体感する一日が、ここにあります。

 

セッション&トラックのハイライト

DrupalConでは毎回、幅広いトピックが扱われます。今回のNaraでは特に以下の3トラックが注目ポイント。

  • 開発トラック:コーディング、アーキテクチャ、パフォーマンスなど、最前線の技術を共有

  • デザイントラック:UX/UI、アクセシビリティ、ビジュアルコミュニケーションの最適解を探る

  • ビジネス&リーダーシップトラック:DX推進や組織変革、グローバル展開のリアルを学ぶ

日本語と英語が交差する国際的なセッション構成も見どころです。

 

コミュニティ&ネットワーキングの機会

DrupalConは“講演を聞く場所”ではなく、“世界とつながる場所”でもあります。
世界中の開発者、デザイナー、ビジネスリーダーが奈良に集まり、知識や文化を超えた交流が生まれます。新しいパートナーやメンターと出会い、未来のコラボレーションが生まれるかもしれません。

 

奈良という“体験”

DrupalCon Naraのもう一つの魅力は、「カンファレンス+旅」の体験。鹿と出会う朝、静かな寺院の散策、夜の路地裏で語り合う時間。
奈良という土地そのものが、DrupalConのテーマ「つながりと循環」を体現しています。週末や前後に少し時間を作って、街歩きやカフェ巡りを楽しむのもおすすめです。

 

まとめ | 日本から、世界へ

DrupalConが日本で開催されるのは、今回が初めて。
それは国内Drupalコミュニティにとって大きな節目であり、長年積み重ねてきた情熱と努力が結実した瞬間でもあります。

アジア、そして世界に向けて——奈良から、新たな歴史が始まります。

古都・奈良を舞台に、伝統とテクノロジー、文化とDXが出会う特別な3日間!DrupalCon Nara 2025は、“過去から未来への橋渡し”であり、“次の時代を創る原点”です。
世界とつながりながら、自分自身の“はじまり”を見つけに来てください。

 

DrupalCon Nara 参加申込方法

DrupalCon Nara 2025 参加申込は公式サイトから→ https://events.drupal.org/nara2025/registration-information

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DrupalCon Nara 2025

DXTimesは、DrupalConNara 2025 公式メディアスポンサーです

DrupalConNara の情報を発信してまいります

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1021
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