Drupalに訪れる“これまでで最大の波” ─コミュニティ最高責任者Tim氏が語る、DrupalとAIの現在地

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Drupal誕生25周年に寄せた特別対談。Drupal Association の最高責任者Tim Doyle氏が、AIという「これまでで最大の波」に立ち向かう覚悟を語ります。嵐を突き進むバイソンの比喩、そしてDrupal CMSが切り拓くエキサイティングな未来とは。
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コミュニティ最高責任者Tim氏が語る、DrupalとAIの現在地

 2026年、世界中で愛されるDrupalは誕生から25周年という輝かしい節目を迎えました。この記念すべきアニバーサリーイヤーに合わせ、昨秋のDrupalCon Naraで語られたリーダーたちの貴重なメッセージを特別連載としてお届けします。

 

DrupalCon Nara 2025で実現したインタビュー

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(右)インタビューを受けるTim氏(DrupalCon Nara 2025会場)

2025年に奈良で開催された「DrupalCon Nara2025」。世界中のDrupal関係者が集うこの場で、Drupal Association の最高責任者(CEO)であるTim氏に話を聞く機会を得ました。(Tim Doyle 氏の紹介:https://www.drupal.org/u/tim-d)
 

 

Drupalという25年以上続くオープンソースプロジェクトを次の時代へ導く立場にあるTim氏は、Drupal Associationの中核メンバーとして、グローバルなDrupalコミュニティの成長と持続を担う存在です。
本記事では、Tim氏が語るDrupalを取り巻く環境の変化やDrupal CMSの登場、そしてAIがもたらす「これまでで最大の波」について紹介します。
※本記事では、Drupal創設者であるDries Buytaert氏のコメント部分に斜体(イタリック)加工を施しています。
 

Tim氏が見てきたDrupalの変化ー就任から約3年間で起きた大きなうねり

Tim氏がDrupalに本格的に関わるようになってから、約3年。
その短い期間の中でも、Drupalを取り巻く環境は大きく変化したそうです。特に大きな転換点となったのが、COVID-19を挟んだ前後の状況。
コロナ禍では、デジタルトランスフォーメーション(DX)の需要が急激に高まり、多くの組織でデジタル施策が進みました。
「コロナの間は、デジタルトランスフォーメーションを中心とした取り組みが非常に活発で、ビジネスも好調でした」
しかし、ポストコロナでは経済環境が変化し、Drupalの将来について疑問を抱く声も出てきたそうです。

「ポストコロナでは経済がやや低迷し、人々は『Drupalはこれからどこへ向かうのか』と考えるようになりました」

 

Drupal CMSの登場とその反響ー市場とGoogleからの注目

そうした状況の中で登場したのが、「Drupal CMS」。Googleを含めて大きな注目を集めたDrupal CMSは、わずか約18か月という短期間で構築からローンチまでが進められました。
「この18か月間で、構築からローンチまで本当に素晴らしい取り組みを行いました」
 

さらに、Drupal CMSはすでに次のフェーズへと進もうとしています。
「現在は、CMSの第2バージョンをまもなくリリースしようとしています」
このスピード感は、長い歴史を持つDrupalにとっても、象徴的な変化だと言えるでしょう。

 

AIがもたらす新たな転換点ー「逃げるのではなく、嵐に向かって進む」

Drupal CMSの動きと並行して、もう一つの大きな要素が加わりました。
それが、生成AI。
「生成AIという新たな要素も加わりました。AIは単なる施策の一つではなく、テクノロジーの捉え方そのものや、人々が日々の仕事にどう向き合うかを大きく変えつつあります」
 

AIに対して、不安を感じる人が多いのも事実です。しかしTim氏は、DrupalはAIを「歓迎している」と明言。
その理由を説明する際、Tim氏はDries BuytaerTim氏がDrupalConで語った、ある印象的なたとえを紹介しています。
「アメリカバイソンが嵐を乗り越えるために、あえて嵐に向かって走り込む。
嵐を最も早く抜ける方法は、逃げることではなく正面から突き進むことだ、というたとえです」
 

AIに対しても同じ姿勢が必要だとTim氏は語っています。
「私たちは、嵐に入る前からすべての答えを持っているわけではありません。
すでに嵐のただ中にいて、その中で試行錯誤しながら答えを見つけていく必要があります」
 

そして最終的には、Drupalはこの変化を乗り越え、より強い存在になると確信されています。
「どのような新しい世界が待っていようとも、Drupalはそれを乗り越え、より強い存在として前に進んでいける、非常に良い立ち位置にあると思います」

 

25年続くソフトウェアとしてのDrupalの今後ー「これまでで最大の波」の正体

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Tim-DrupalCon Nara 2025

DrupalCon Nara に登壇したTim氏(DrupalCon Nara 2025会場)

Drupalは25年続くソフトウェア。ソフトウェアとしては、非常に長い歴史を持っています。Tim氏は、これから訪れる変化を「これまでで最大の波になる」と表現しました。
「Drupalは25年の歴史を持つソフトウェアですが、今まさに次の進化と、新たなダイナミックな変化の瀬戸際に立っています」
 

 

その背景には、Drupal 7から8への移行で行われた構造的な変革があるといいます。
「DrupalはAIに対して非常に良いポジションにあります。それは、Drupal 7から8へ移行する際に行った構造的な変更によるところが大きいのです」
 

Tim氏は、これからのDrupalの進化、そして次の25年に強い期待を寄せていました。また、今回の来日を通じて、Tim氏は日本のDrupalコミュニティに対する認識を大きく改めたといいます。
「実際に訪れてみて、日本には活発で魅力的なプロジェクトに取り組む企業が数多くあることを実感しました。日本のDrupalコミュニティの強さは、非常に目が開かれる経験でした」


日本で初開催となったDrupalConは、Drupal Associationと日本のコミュニティとの関係を、より一段深いものへと押し進める象徴的な出来事となりました。最後にTim氏は、Drupalの未来について次のように語っています。
「Drupalの変革はとてもエキサイティングなものになるでしょうし、これからの25年が本当に楽しみです」

 

まとめ

Drupal CMS、そしてAI。二つの大きな変化が同時に進む今、Drupalは「これまでで最大の波」に正面から向き合っています。
逃げるのではなく、進む。答えは、進みながら見つけていく。Tim氏の言葉からは、25年続くオープンソースコミュニティとしての覚悟と、自信がはっきりと伝わってきました。
 

DXTimesでは、今後もDrupalの進化と、その背景にある思想を追い続けてまいります。

 

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1093

【第3回】25年以上続くDrupalコミュニティの秘密と、日本への期待

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多くのプロジェクトが消えゆく中、なぜDrupalは25年以上も進化し続けられるのか。創設者Dries氏が語る、持続可能なコミュニティの設計と日本市場や次世代への期待をまとめた連載完結編です。
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25年以上続くDrupalコミュニティの秘密とは

— Drupal創設者 Dries Buytaert 氏インタビュー3 —
2026年、世界中で愛されるDrupalは誕生から25周年という輝かしい節目を迎えました。この記念すべきアニバーサリーイヤーに合わせ、昨秋のDrupalCon Naraで語られたリーダーたちの貴重なメッセージを特別連載としてお届けします。全3回にわたってお届けしてきた創設者Dries Buytaert氏による特別連載も、本記事が最終回となります。

 

OSSが「続かない」中で、なぜDrupalは25年以上続いているのか

オープンソースソフトウェア(OSS)の世界では、多くのプロジェクトが生まれては消えていく時代です。技術的に優れていても、数年で開発が止まり、コミュニティが分散し、結果として使われなくなるケースは珍しくありません。その中で、Drupalは25年以上にわたり、世界中で使われ続けているOSSです。
Drupal創設者の Dries Buytaert 氏は、この「継続性」こそがDrupalの最大の価値のひとつだと語っています。

「Drupalは一時的なブームではなく、長期的に進化し続けることを前提に設計されてきました。」
では、なぜDrupalはこれほど長く続いてきたのでしょうか。その答えは、技術だけでなくコミュニティの設計思想にありました。

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国境を越え、多くのビジネスリーダーやエンジニアが彼の知見を求めて集結(DrupalCon Nara 2025 会場風景)

 

コミュニティが持続する仕組み

コントリビューション文化が「当たり前」として根付いている

Drupalコミュニティの特徴として、Dries氏が繰り返し強調するのがコントリビューション(貢献)文化です。Drupalでは、「使う人」と「支える人」が明確に分断されていません。
利用者自身が、何らかの形でプロジェクトに関わることが自然な行為として受け入れられているのです。
「オープンソースは、受け取るだけの関係では長続きしません。
何かしらの形で貢献することで、コミュニティは健全に成長します。」
 

貢献の形は「コード」だけではない

Drupalにおける貢献は、コードを書くことだけを意味しない。

  • ドキュメントの整備
  • バグ報告
  • 翻訳
  • イベント運営
  • 初心者へのサポート

こうした多様な貢献の形が正式に評価される仕組みが、参加のハードルを下げ、裾野の広いコミュニティを支えています。
「すべての人が優れたプログラマーである必要はありません。それぞれの得意分野で関われることが重要です。」
 

情報発信の変化とローカライズの重要性

ドキュメント中心から、動画・対話型へ

Drupalコミュニティの情報発信も、時代とともに変化しています。かつてはテキスト中心だった公式ドキュメントに加え、現在では

  • 動画コンテンツ
  • セッションアーカイブ
  • カンファレンス配信

など、学びやすい形式が重視されるようになってきています。
Dries氏は、これを「新しい世代にとって自然な変化」だと捉えています。
「学び方は世代ごとに変わります。だからこそ、伝え方も進化し続ける必要があります。」
 

翻訳・ローカライズがコミュニティを広げる

もうひとつ重要なのが、翻訳とローカライズです。英語が中心になりがちなOSSの世界において、母国語で情報を得られることは参加のハードルを大きく下げます。
Dries氏は、日本を含む非英語圏のコミュニティに対し、翻訳活動の価値を強調しています。
「翻訳は単なる作業ではなく、コミュニティを広げる重要な貢献です。」
 

日本の開発者・企業へのメッセージ

Meetupという「顔の見える場」の力

Dries氏が特に重視しているのが、Meetupの存在です。オンラインが主流になった今でも、実際に顔を合わせる場には特別な意味があり、日本各地で行われているDrupal Meetupは、これからの成長において重要な基盤になる、と語ります。
「Meetupは信頼を築く場です。
人と人がつながることで、コミュニティは強くなります。」
 

若い世代への期待

またDries氏は、若い世代の参加に大きな期待を寄せています。大学や教育機関との連携、学生のコミュニティ参加は、Drupalの将来を左右する要素のひとつです。
「次の25年を支えるのは、今の若い開発者たちです。」
日本においても、次世代が自然にOSSに触れ、参加できる環境づくりが重要になっています。

 

まとめ|コミュニティがあるからDrupalは続く

Drupalが25年以上続いてきた理由は、単に優れたCMSだったからではありません。

  • 多様な貢献を受け入れる文化
  • 変化し続ける情報発信
  • ローカルコミュニティの存在
  • 次世代への投資

コミュニティそのものが進化し続けてきたからこそ、Drupalは続いているのです。今後もDrupalConをはじめとしたイベントは、その中心的な役割を果たし続けることでしょう。

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Dreis氏を囲むコミュニティイベント参加者(DrupalCon Nara 2025 会場にて)


 DXTimesとしても、この連載を通じてDrupalというソフトウェアだけでなく、それを支える思想とコミュニティの価値を伝えてきました。
この第3回をもって連載は完結しますが、Drupalの物語はこれからも世界各地や日本で続いていく様子を発信し続けていきます。
 

連載記事

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1088

【第2回】なぜDrupalは「企業・行政」に選ばれ続けるのか

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なぜDrupalはミッションクリティカルな企業や行政に選ばれ続けるのか。創設者Dries氏が、データ主権を守る「抽象化レイヤー」や、人間が最終判断を行うAIガバナンスなど、信頼されるデジタル基盤としての設計思想を明かします。
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セキュリティと信頼性から見る、Drupalの強み

— Drupal創設者 Dries Buytaert 氏インタビュー 2 —


2026年、世界中で愛されるDrupalは誕生から25周年という輝かしい節目を迎えました。この記念すべきアニバーサリーイヤーに合わせ、昨秋のDrupalCon Naraで語られたリーダーたちの貴重なメッセージを特別連載としてお届けします。

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会場からの質問に回答するDreis氏(DrupalCon Nara 2025)

なぜ今、「企業・行政×Drupal」なのか

第1回では、Drupal創設者 Dries Buytaert 氏が語る「AI時代におけるオープンソースの進化」を紹介しました。
AIという大きな技術変革の中で、Drupalは“恐れ”よりも“可能性”を選び、慎重かつ思想的に進化しようとしています。
では、そのDrupalがなぜ長年にわたり、企業や行政機関といったミッションクリティカルな領域で選ばれ続けてきたのか。
その答えは、「セキュリティ」と「信頼性」に対する一貫した姿勢にあります。
本記事では、Dries氏の言葉をもとに、Drupalがエンタープライズや公共分野で評価される理由を紐解いていきます。

 

日本企業は「慎重」、だが目指すゴールは世界共通

インタビューの中でDries氏は、日本企業についてこう語っています。
「日本の組織は、新しい技術の導入に慎重だと感じています。」
 

実際、日本ではオンプレミスからクラウドへの移行も、欧米に比べて時間を要しています。
AIに対しても同様に、「セキュリティ」「データの扱い」を理由に慎重な姿勢がとられています。
しかしDries氏は、同時にこうも指摘しています。
「ただし、目指しているゴールは世界中で共通です。少ないリソースでより多くの成果を出し、顧客体験を向上させたい。」
効率化、ROIの向上、より良いユーザー体験。これらは日本企業も、海外企業も変わらない課題です。
AIは、それらを大きく前進させる可能性を持つ。
だからこそDrupalは、「慎重さ」を前提にしながらも、企業・行政が安心して使えるAI活用を模索しているといえます。
 

データを「外に出さない」AIという選択肢

利用者自身がコントロールする

Drupalが重視しているのは、「すべてをAIに任せる」ことではありません。
むしろ、どのデータをAIに渡すのかを、利用者自身がコントロールできることを大切にしています。
「企業や政府機関にとって、データは最も重要な資産です。それを無条件に外部へ渡すべきではありません。」
Drupalでは、AIを活用しながらも、

  • 機密情報は外に出さない
  • 内部データは内部で処理する

といった設計が可能になるよう配慮されています。

データ主権を重視した設計思想

そこでDries氏は、Drupal AIの特徴として「抽象化レイヤー(abstraction layer)」の存在を挙げていました。Drupalが企業・行政から信頼される最大の理由のひとつが、このデータ主権を重視した設計思想です。これにより、組織は以下のような選択が可能になります
 

  • 利用するAIプロバイダを用途ごとに選択できる
  • OpenAIなどの外部クラウドに依存しない構成が可能
  • 自社データセンターやオンプレミス環境でAIを動かせる
  • 個人情報や顧客データを外部に送らずに済む

つまりDrupalは、「AIを使うか/使わないか」ではなく、「どのAIを、どこで、どう使うか」を組織が主体的に決められる設計を提供しているのです。
これは、セキュリティやコンプライアンスが最重要視される企業・行政にとって、大きな安心材料となります。
 

「AIが勝手に動かない」ためのガバナンス設計

もうひとつ、Drupalが強調しているのが透明性とガバナンスです。
Drupalでは、AIが関与するすべての変更や提案について、

  • 何がAIによるものか
  • なぜその提案が行われたのか

を可視化する仕組みが用意されています。
さらに、

  • AIの操作には人間のレビュー・承認を必須にできる
  • 最終判断は必ず人が行う

という「Human in the Loop(人間が最終判断する)」設計が徹底されています。

「私たちは、AIがすべてを勝手に決める世界を望んでいません。プライバシーや信頼を損なうことがあってはならないのです。」
ブラックボックス化しがちなAIに対し、説明責任と統制を組み込む。この姿勢こそが、Drupalが“企業・行政向けCMS”として評価される理由なのではないでしょうか。
 

オープンソースであることが「安心」につながる理由

一見すると、「オープンソース=不安」と感じる人もいるかもしれないですが、Drupalの場合、その逆です。

  • ソースコードが公開されている
  • 世界中の開発者によるレビューが行われている
  • 問題が隠されず、改善が積み重ねられる

この透明性こそが、長期的な信頼につながっています。
またDrupalは、非営利団体であるDrupal Associationによって運営され、
 

  • DrupalConなどのイベント収益
  • 認定パートナープログラム
  • 広告・協賛

といった収益をすべてプロジェクトに再投資されています。
営利目的に振り回されず、公共性を保ちながら進化し続けている点も、行政・大企業にとって重要な評価ポイントとなるでしょう。
 

まとめ|選ばれ続ける理由は「思想」と「設計」にある

Drupalが企業・行政に選ばれ続ける理由は、単なる高機能CMSだからではありません。
「AIはあくまで支援役です。最終的な判断は、人間が行うべきだと考えています。」
というDeris氏の言葉にあるように、それを実現できる

  • データを守る設計
  • 人間が最終判断するAI
  • 透明性の高いオープンソース
  • 長期運用を前提としたガバナンス

これらすべてが、「信頼できる基盤」としてのDrupalを形作っているのです。

次回【第3回】では、25年以上続くDrupalコミュニティの秘密と、日本への期待について、Dries Buytaert 氏の言葉をもとにさらに深掘りしていきます。

Article No
1087

【第1回】AI時代に、オープンソースはどう進化するのか— Drupal創設者 Dries Buytaert 氏インタビュー —

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Drupal誕生25周年、創設者Dries Buytaert氏が語る「AI時代のオープンソース」とは。AIはOSSにとって脅威か、それとも進化の力か。AIファーストの世界を見据えた、Drupalの今後10年のビジョンを紐解きます。
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AI時代に、オープンソースはどう進化するのか

ーDrupal創設者 Dries Buytaert 氏インタビュー 1 ー

 2026年、世界中で愛されるDrupalは誕生から25周年という輝かしい節目を迎えました。この記念すべきアニバーサリーイヤーに合わせ、昨秋のDrupalCon Naraで語られたリーダーたちの貴重なメッセージを特別連載としてお届けします。
 

四半世紀にわたりWebの進化を支えてきたDrupalですが、今まさに「次の25年」に向けた新たな進化の瀬戸際に立っています。これまでの長い歴史の中でも類を見ない大きな変革の時に、私たちは何を指針とすべきでしょうか。
 

なぜ今、このインタビューなのか

AIが急速に進化し、WebやCMSの在り方そのものが問われる時代に入りました。生成AIの登場は、単なる技術トレンドではなく、Webの構造や運用、そして「誰がどのようにWebを作るのか」という前提を大きく揺さぶっています。
Drupalは約25年にわたり進化を続けてきたオープンソースCMSです。その創設者であるDries Buytaert氏は、いま訪れているAIの波をどのように捉え、Drupalをどこへ導こうとしているのでしょうか。本記事では、DrupalCon Nara 2025の文脈を踏まえつつ、Dries氏の言葉をもとに「AI時代のオープンソース」について紐解いていきます。

※本記事では、Drupal創設者であるDries Buytaert氏のコメント部分に斜体(イタリック)加工を施しています。
 

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Dreis氏とDXTimes記者(DrupalCon Nara 2025 会場にて)

25年続くDrupal、次の10年で何が起きるのか

Dries氏は、Drupalのこれまでを振り返りながら、今後10年を見据えたビジョンをこう語ります。
Drupalが誕生した当時、Googleはまだ非公開企業で、モバイルインターネットも存在していませんでした。その後、Webは何度も大きな転換点を迎えてきましたが、Dries氏は「AIは、これまで以上に大きな変革になる可能性がある」と指摘します。


「いま私が最も注力しているのは、Drupalが“AIの嵐”を乗り越え、AIファーストの世界でも価値あるCMSであり続けることです。この取り組みだけで、正直これから10年は忙しくなるでしょう」


AIは非常に速いスピードで進化していますが、Dries氏は多くの組織が本格的にAIを活用するのは、5〜7年先になるとも見ています。その長い時間軸の中で、DrupalとAIをどう結びつけるかが、最大のチャンスであり、同時に最大の課題だと語ります。
 

AIは脅威か、それともチャンスか

AIについて、オープンソースコミュニティでは「怖い存在」と捉えられることも少なくありません。この問いに対し、Dries氏は率直な感情を明かします。
「正直に言うと、私自身もAIは怖いです(笑)。でも同時に、とてもワクワクしています」
その理由は、AIがDrupalを「より多くの人にとって使いやすい存在」に変える可能性を秘めているからです。Drupalは高い柔軟性と拡張性を持つ一方で、学習コストが高いという課題を長年抱えてきました。
Dries氏は、AIがその壁を下げ、より多くの人がオープンソースでWebサイトを構築できる未来を描いています。
 

「AIは、Drupalの採用を広げ、何百万人もの人たちがオープンソースでWebを作れるようにする力を持っています。怖さもありますが、同時に非常に強力なイネーブラーでもあるのです」
 

Drupalが持つ「AI時代に向いた強み」

Dries氏は、DrupalにはAI時代において特に相性の良い特性があると語ります。
 

  • 構造化されたコンテンツ
  • バージョン管理・リビジョン管理
  • 厳密な権限管理やワークフロー

これらはすべて、AIと組み合わせることで真価を発揮する要素です。
「Drupalの技術的な強みは、AIファーストの世界にとても適しています。AIによって、これらの強みをさらに増幅させることができるのです」
だからこそDries氏は、AIを恐れて距離を取るのではなく、「価値観と原則に基づきながら、AIとともに進化する」姿勢が重要だと強調します。
 

日本企業が懸念する「AIとセキュリティ」への答え

日本企業は、新しい技術の導入に慎重だと言われます。クラウドの普及が他国より遅れた背景には、強いセキュリティ意識がありました。AIについても同様の懸念がある中で、Drupalはどう向き合うのでしょうか。
Dries氏は、日本企業と対話を重ねる中で感じた共通点をこう語ります。
「日本の企業も、世界中の企業と同じ目標を持っています。限られたリソースでより多くの成果を出し、より良い顧客体験を提供したい、という点です」
その上で、Drupal AIの設計思想として紹介されたのが「抽象化レイヤー(abstraction layer)」です。

 

データを外に出さないAIという選択

  • Drupalでは、特定のAIベンダーに依存しない仕組みを用意しています。
  • 利用するAIプロバイダを用途ごとに選択可能
  • 自社サーバー上で動くローカルLLMの利用も可能

個人情報や顧客データを外部クラウドに送らずにAIを活用できる
これにより、日本企業が特に重視する「データ主権」や「情報管理」の要件にも対応できます。
 

人間が最終判断するAI

さらにDrupalでは、AIの提案や変更を可視化し、必ず人間が確認・承認できる仕組みを重視しています。
「私たちは、AIが勝手にすべてを決める世界を望んでいません。最終的には、人間が責任を持って判断する。そのためのガバナンスと透明性を大切にしています」
 

オープンソースだからこそ、AIと向き合える

Dries氏の言葉から一貫して伝わってくるのは、「オープンソースの価値観」です。
ブラックボックス化しがちなAI技術に対し、透明性を保ち、選択肢をユーザーに委ねる。その姿勢こそが、DrupalがAI時代においても信頼され続ける理由なのかもしれません。
「私たちは、原則や価値観に基づいてAIと向き合いたい。ただ便利だから使うのではなく、慎重に、しかし前向きに進化していくことが大切です」

 

まとめ|AI時代におけるオープンソースの可能性

AIは、オープンソースにとって脅威であると同時に、大きな可能性でもあります。Drupalはその最前線で、「人を中心に据えたAI活用」を模索しています。
次回【第2回】では、なぜDrupalが企業や行政といったエンタープライズ領域で選ばれ続けているのか、その理由を「セキュリティ」「ガバナンス」「長期運用」という観点から掘り下げていきます。

Article No
1086

開催まであとわずか!DrupalCon Nara 2025の見どころをご紹介

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日本の最初の都として、そしてシルクロードの終着点として、さまざまな文化と技術を受け入れてきた街・奈良。その地で、世界のDrupalコミュニティが集う「DrupalCon Nara 2025」が開催されます。伝統とテクノロジーが交わり、日本のデジタル変革(DX)の新しい章が始まります。
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DrupalCon Nara「伝統とテクノロジーが交差する街=奈良」で開催

2025年11月17日(月)〜19日(水)、DrupalCon Nara 2025 がついに開催されます。
会場はJR奈良駅直結のホテル日航奈良。アクセスの良さと、歴史と文化が息づくロケーションが魅力です。

「伝統とテクノロジーが交差する街・奈良」で行われる今回のDrupalConは、まさに“日本のデジタル変革(DX)の始まりの地”として象徴的な意味を持ちます。
長い歴史の中で、奈良は多様な文化・思想・技術を受け入れながら進化を重ねてきた場所。そんな奈良で、世界中の開発者・デザイナー・ビジネスリーダーが未来のDXを語り合う──まさに「伝統の上に立つイノベーション」の瞬間がここにあります。

英語・日本語両対応で、40以上の専門セッションが予定されており、世界規模での知識交換と交流が実現します。

 

基本情報

DrupalCon Nara 2025

 

受け継ぎ、つなぎ、創り出す——奈良という場所の力。

日本の最初の首都が置かれ、シルクロードの終着点として多様な文化と技術を受け入れてきた奈良。そこは、外から来たものをただ取り入れるだけでなく、自らの文脈に合わせて再構築し、新しい価値を生み出す力を持つ場所です。
いま世界がDX(デジタルトランスフォーメーション)の新しい時代に向かう中で、奈良はまさに“日本の変革のはじまりの地”として、次のイノベーションを語るにふさわしい舞台。
シルクロードが文化を運んだように、DrupalCon Naraは世界中の知と情熱をつなぐ“デジタルシルクロード”になります。

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【見どころ&ここがポイント!】

特別アクティビティプログラム、奈良で宝探し!

奈良の街全体が、今年だけの特別な宝探し、「Treasure Hunt」の舞台に!
古都の石畳や静かな社寺、現代アートや自然の風景を巡りながら、Drupalのスピリット=“探究と創造”を体験するアクティビティです。
11月16日(日)開催が予定されています。カンファレンス前日に奈良を五感で感じられる人気プログラムです。DrupalConとは別の申込となります。

 

Contribution Day — “知る”から“創る”へ

DrupalCon Nara 2025では、世界中の開発者や愛好家が一堂に会し、オープンソースの未来を共に築く「Contribution Day」が開催されます。

経験の有無を問わず、誰もが参加可能。初心者もベテランも一緒にコードを書き、翻訳やデザイン、ドキュメント改善など、多様な形でDrupalの成長に貢献できます。

DrupalConは「知る」だけでなく、「参加する」イベント。奈良という“はじまりの地”で、世界と肩を並べながら学び、創り、つながる—
DX時代の“共創”を体感する一日が、ここにあります。

 

セッション&トラックのハイライト

DrupalConでは毎回、幅広いトピックが扱われます。今回のNaraでは特に以下の3トラックが注目ポイント。

  • 開発トラック:コーディング、アーキテクチャ、パフォーマンスなど、最前線の技術を共有

  • デザイントラック:UX/UI、アクセシビリティ、ビジュアルコミュニケーションの最適解を探る

  • ビジネス&リーダーシップトラック:DX推進や組織変革、グローバル展開のリアルを学ぶ

日本語と英語が交差する国際的なセッション構成も見どころです。

 

コミュニティ&ネットワーキングの機会

DrupalConは“講演を聞く場所”ではなく、“世界とつながる場所”でもあります。
世界中の開発者、デザイナー、ビジネスリーダーが奈良に集まり、知識や文化を超えた交流が生まれます。新しいパートナーやメンターと出会い、未来のコラボレーションが生まれるかもしれません。

 

奈良という“体験”

DrupalCon Naraのもう一つの魅力は、「カンファレンス+旅」の体験。鹿と出会う朝、静かな寺院の散策、夜の路地裏で語り合う時間。
奈良という土地そのものが、DrupalConのテーマ「つながりと循環」を体現しています。週末や前後に少し時間を作って、街歩きやカフェ巡りを楽しむのもおすすめです。

 

まとめ | 日本から、世界へ

DrupalConが日本で開催されるのは、今回が初めて。
それは国内Drupalコミュニティにとって大きな節目であり、長年積み重ねてきた情熱と努力が結実した瞬間でもあります。

アジア、そして世界に向けて——奈良から、新たな歴史が始まります。

古都・奈良を舞台に、伝統とテクノロジー、文化とDXが出会う特別な3日間!DrupalCon Nara 2025は、“過去から未来への橋渡し”であり、“次の時代を創る原点”です。
世界とつながりながら、自分自身の“はじまり”を見つけに来てください。

 

DrupalCon Nara 参加申込方法

DrupalCon Nara 2025 参加申込は公式サイトから→ https://events.drupal.org/nara2025/registration-information

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DrupalCon Nara 2025

DXTimesは、DrupalConNara 2025 公式メディアスポンサーです

DrupalConNara の情報を発信してまいります

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AI導入を外注すべきか?メリットからパートナー選びまでを解説

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専門人材不足やスピード課題を解決する「AIの外注」。導入の判断軸や業務範囲、最適なパートナー選定のポイントを解説し、成功のヒントを紹介します。
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AI導入を外注すべきか?メリットからパートナー選びまで解説  

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AIの導入と活用は企業成長の重要なテーマですが、専門人材やノウハウ不足から自社だけでの推進は困難です。外注(アウトソーシング)を活用すればAI導入のスピードを速め、リスクを抑えながら成果を得やすくなります。本記事では、AIプロジェクトを外注するメリットや判断ポイント、パートナー選びの基準を解説します。

 

AI導入を外注するメリット

専門知識を持つ人材に依頼できる

AI開発やデータ活用には、機械学習や統計解析、クラウド環境構築など高度なスキルが求められます。しかし、自社で専門人材を採用・育成するには多大なコストと時間が必要です。
外注であれば、すでに経験と知見を持つプロフェッショナルに依頼でき、最初から高い精度で成果を得やすくなります。

 

導入スピードが速まる

社内にノウハウがない場合、AI導入には長い学習曲線が伴います。
外注を活用することで、PoC(概念実証)から実運用までのスケジュールを大幅に短縮できます。特に市場環境が変化しやすい業界では、スピードが競争優位性を決定づける要素となります。
 

内製より低リスクで始められる

AIプロジェクトは必ずしも成功するとは限りません。内製で進めた場合、投資額が膨らみ失敗時のリスクが大きくなります。
一方、外注であればプロジェクト単位で契約できるため、初期投資を抑えつつリスクを分散できます。


AI導入を外注すべきかの判断ポイント 

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自社にAI専門人材がいるか

まず確認すべきは社内リソースです。AIに精通した人材がいない場合、外注は有効な選択肢となります。
逆に、社内にデータサイエンティストやエンジニアが複数名いる場合は、外注ではなく内製を基盤に据えた方が長期的に資産化できます。

 

プロジェクトの目的と規模感

AI導入の目的が「社内業務の部分的効率化」なのか、「新規事業開発」なのかによって判断は変わります。
小規模な効率化であれば外注のみで十分ですが、大規模なDXプロジェクトでは外注と内製のハイブリッド体制が望ましいケースもあります。

 

短期導入か長期育成か

外注は短期的な導入や成果を求める際に強みを発揮します。ただし、長期的にAIを自社の競争力の源泉とする場合は、外注と並行して人材育成や内製化を進めることが重要です。

 

外注すべき業務の見極め方

業務効率化に直結する部分

請求処理の自動化、需要予測、顧客対応チャットボットなど、明確なKPI改善につながる業務は外注に適しています。短期間でROIを測定できるため、投資判断もしやすい領域です。

 

社内にナレッジが少ない領域

画像認識や自然言語処理など、特殊な技術を要する領域は社内で試行錯誤するより、専門企業に任せた方が効率的です。外注先からの知見を取り入れることで、自社の学習効果も高まります。

 

内製化とのハイブリッド活用

外注と内製のどちらかに偏る必要はありません。基盤部分や難易度の高い領域は外注し、日々の運用や改善は社内で担うことで、コストと知見を両立できます。

 

パートナー企業の選び方

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実績と専門領域の確認

「AI導入支援」「AIコンサルティング」を掲げる企業は増えていますが、得意分野や過去実績は千差万別です。自社の課題に近いプロジェクト経験があるかを必ず確認しましょう。

 

導入支援体制と柔軟性

単発のシステム導入だけでなく、PoCから実装、定着支援まで一気通貫で対応できる体制が望ましいです。また、要件変更や追加開発に柔軟に対応できるかも重要な評価軸です。

 

費用対効果とROIの明確化

単に見積額の安さで選ぶのは危険です。費用に対してどの程度のROIが見込めるのか、具体的な成果指標を提示できる企業を選びましょう。

 

継続的な支援の可否

AIは導入して終わりではなく、運用・改善を通じて初めて価値を発揮します。継続的なサポート体制や、定期的な改善提案を提供できるかどうかも必ず確認しましょう。
 

まとめ

AI導入を外注することは、専門人材不足やスピード重視の経営課題に対する有効な解決策となります。ただし、外注先にすべてを委ねるのではなく、自社のリソースや目的に応じて内製とのバランスを取ることが成功の鍵です。
信頼できるパートナーを選び、継続的に運用・改善を重ねることで、AIは経営に確かな成果をもたらすでしょう。

生成AIの導入ステップについてはこちらの記事でも詳しく紹介しています。生成AI導入のステップ|DX Times

 

DXTimesでは、生成AIの導入やサービスのご案内も行っておりますので、お気軽にお問合せください。

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1017

小売業の業務効率化を加速するAI活用とは?

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小売業の業務効率化に貢献するAI活用例を解説。販売業務の効率化から生成AIによる商品開発まで、経営層が押さえるべき要点を紹介します。
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小売業の業務効率化を加速するAI活用とは?

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小売業の業務効率化を加速するAI活用とは?

 

小売業は人手不足やコスト上昇、消費者ニーズの多様化など多くの課題に直面しています。これらに対応するために注目されているのがAIの活用です。

需要予測や在庫管理、販売やマーケティング支援、商品開発や企画の効率化まで幅広い分野で導入が進んでおり、特に生成AIの進化によって実用化のスピードが加速しています。

本記事では小売業とAIの関わり方を整理し、具体的な活用例や導入における課題、成功のポイントについて解説します。


小売業とAIの関わり方

小売業におけるAI導入の現状

小売業界ではすでにAIの導入が進んでおり、その活用範囲は年々広がっています。
POSデータや購買履歴の分析はもちろん、カメラ画像から来店客数を自動でカウントしたり、店舗ごとの販売データをリアルタイムで集約して在庫を最適化したりする取り組みが広がっています。

国内のスーパーマーケットやコンビニでも、AIによる需要予測や発注支援システムが導入され、人的負担の軽減や食品ロス削減に成果を上げています。

AI導入は大手企業に限らず、中小規模の小売業にも広がりつつあります。
クラウドサービスやSaaS型のAIソリューションが登場したことで、初期投資を抑えながらも高精度な分析・効率化が可能になりつつあるのです。

 

なぜ今AI活用が必要なのか

小売業がAI活用を避けられない理由は大きく3つあります。

1つ目は、人手不足です。
少子高齢化による労働人口の減少は深刻であり、特に店舗運営に直結する作業の効率化が求められています。

2つ目は、消費者行動の多様化です。
ECと実店舗をまたいだ購買行動や、個別ニーズに応えるパーソナライズが求められる中で、従来型の属人的な判断だけでは対応が難しくなっています。

3つ目は、競争環境の激化です。
外資系や新興の小売業がAIを積極的に導入する中で、国内企業も効率化と顧客体験の向上を両立させなければ競争力を維持できません。
 

このようにAIは「業務効率化」と「顧客満足度向上」を同時に実現するための鍵となっています。

 

AIが小売業の業務効率化に貢献する領域

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AIが小売業の業務効率化に貢献する領域

 

需要予測と在庫管理

AIを活用した需要予測は、小売業における代表的な効率化領域です。
従来は経験や勘に頼る部分が大きかった発注業務も、AIが過去の販売実績、天候、地域イベント、SNSトレンドなど多様なデータを加味して予測することで、高精度な在庫管理が可能になります。

特に食品小売やスーパーマーケットでは、AIの導入により廃棄ロスを数十%削減した事例も報告されています。
過剰在庫を防ぎながら、品切れによる販売機会損失も減らせる点で、経営効率に直結する効果が期待できます。

 

販売・マーケティング支援

販売促進やマーケティングにおいても、AIは強力な武器となります。
購買履歴や会員データを分析することで、顧客ごとに最適な商品レコメンドやクーポン配信を自動化できます。
また、生成AIを用いれば販促コピーやSNS投稿の作成を効率化し、店舗スタッフがコア業務に集中できる環境を作れます。

さらに、AIチャットボットを導入することで、顧客からの問い合わせ対応を24時間体制でカバーすることも可能です。
これにより顧客満足度を高めながら、人件費の抑制にもつながります。
 

業務オペレーションの自動化

AIは販売やマーケティングだけでなく、店舗運営のオペレーションにも活用できます。
棚割り計画の自動作成、発注業務の自動化、バックヤード業務の効率化など、従来人手で対応していた作業をシステムに任せることで、現場の負担を大幅に軽減できます。

特に、スーパーマーケットなど多品種の商品を扱う業態では、AIによる自動発注と棚割り最適化の効果が顕著です。
人件費削減だけでなく、販売効率を最大化する店舗づくりにも貢献します。

 

商品開発・企画支援

生成AIは商品開発や企画にも活用されています。SNSや口コミサイトのデータを分析し、消費者インサイトを抽出することで、新商品のアイデアや改善ポイントを導き出すことができます。

また、生成AIを活用して商品説明文やパッケージデザイン案を自動で生成する試みも増えています。
これにより、開発スピードの向上や市場投入までのリードタイム短縮が可能になります。
従来は属人的なアイデアに依存していた商品開発も、AIの活用でよりデータドリブンなアプローチが可能になるのです。


小売業におけるAI導入の課題と注意点

誤情報のリスク

AIは大量の情報を処理できますが、誤ったデータやバイアスのある学習を基にすると誤情報を生む可能性があります。

生成AIを活用する場合には、出力結果をそのまま利用するのではなく、人間が必ず検証・補正する体制が不可欠です。
誤情報が消費者に届けば、ブランド価値を損ねるリスクがあるため注意が必要です。

 

コストとROIの見極め

AI導入にはシステム投資や運用コストが発生します。短期的には負担となる場合もあるため、導入前にROI(投資対効果)をシミュレーションし、自社にとって最適なスケールで導入を進めることが重要です。

全店舗一斉導入ではなく、一部店舗でのパイロット導入から始めるのが現実的です。

 

データセキュリティとプライバシー

AIは顧客データや購買履歴といった個人情報を扱うことが多く、セキュリティ対策が欠かせません。
個人情報保護法やGDPRなどの法規制を遵守し、データの取り扱いを透明化することが信頼構築につながります。

特にクラウド型AIサービスを利用する場合は、提供ベンダーのセキュリティ体制を確認することが必須です。

 

小売業がAI活用を進めるためのステップ

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小売業がAI活用を進めるためのステップ

 

導入検討の進め方

まずは自社の課題を明確にすることがスタートです。廃棄ロス削減なのか、販売促進効率化なのか、あるいは業務の人手不足解消なのか、目的によって導入すべきAIソリューションは異なります。

次に、限られた範囲でパイロット導入を行い、効果を数値化することで本格展開への判断材料とします。
小規模な実証実験を重ねることで、現場への浸透もスムーズになります。

 

成功のポイント

AI導入を成功させるには、経営層の明確なビジョンと現場の協力体制が不可欠です。
AIを単なる「効率化ツール」と捉えるのではなく、「新しい価値創造の基盤」として位置づけることで、組織全体での活用が進みます。

また、成果を測るKPIを設定し、継続的に改善していく仕組みを整えることも重要です。

さらに、現場スタッフへの教育やトレーニングを行うことで、AIが日常業務に自然に組み込まれ、効果を最大化できます。

 

生成AIの導入ステップについては以下の記事でも詳しく紹介しています。合わせてご覧ください。

生成AI導入のステップ|DX Times

 

まとめ | AIは小売業の競争力を高める武器

AIは小売業にとって単なる効率化ツールではなく、競争力を高める戦略的な武器です。
需要予測、販売支援、オペレーション自動化、商品企画といった幅広い領域で成果をもたらし、経営効率と顧客満足度を両立させます。

一方で、誤情報やROI、データセキュリティといった課題も存在します。
経営層がこれらを理解した上で段階的に導入を進めれば、AIは確実に企業価値向上に貢献するでしょう。

 

DXTimesでは、生成AIの導入やサービスのご案内も行っておりますので、お気軽にお問合せください。

生成AIに関するお問合せ 

Article No
1009

Drupalの基本を学ぼう(2)〜Meetup Nara での学びをシェア〜

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Drupal(ドゥルーパル)って何?Drupalは難しい?どのようなサイトに使われているの?Drupalのセキュリティって?Drupalの基本知識を学ぶことで、エンジニアでなくてもキャリアの選択肢が広がります。今回も、DX(デジタルトランスフォーメーション)の力でキャリアの可能性を広げるイベント、Drupal MeetUp Nara で共有した内容をもとにしています。
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Drupalでできることって?
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先日開催されました『子育てとキャリアの両立』をテーマにした、DXの力でキャリアの可能性を広げる Drupal MeetUp Nara 内で、「Drupal」について紹介がありました。

 

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Drupalでできることって?

 

ご参加いただけなかった方のためにも、Drupal(ドゥルーパル)とは?Drupalってどんなことができるの?というDrupalの基本となる内容を、当日のスライドを辿りながらDXTimesでもご紹介いたします。

(Drupal Meetup Nara は定期的に開催されています。第二回目の様子はこちらから。)

 

Drupal(ドゥルーパル)というCMSってなに?

 

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DrupalというCMSってなに?

 

Drupalは、世界で広く使われている、オープンソースCMSの一つです。特に大規模サイトや、強固なセキュリティが求められるサイトに使われています。特に柔軟性と拡張性の高さが特徴です。

 

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Drupal CMSの説明

 

Drupal を使ったサイトとは?

Drupal には優れた特徴が多くあるため、世界中で多くのサイトに活用されています。

 

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Drupalってどんなところで使われている?

 

Meetup Nara当日は、海外での事例として、LA市役所などの公の機関、テスラ・ウェザーチャンネル・プリンセスクルーズなどの大手企業のサイトを通して、多機能による質の高いデジタル体験がDrupalで実現できることをご紹介しました。

サービスや製品のイメージに合わせたWebサイトを制作したり、タイムリーな情報提供や会員登録などをスムーズに実現するために、Drupalの機能が役立っています。

💡他の導入事例も、こちらからご覧いただけます。Drupal ケーススタディ
 

Drupal を使うメリット

Drupalは機能がたくさん備わっていたり、使いたい機能を組み合わせたりできるため、Webサイトを制作する方には便利で使いやすいだけでなく、サービスを利用するサイト利用者への高い満足度を提供できます。

 

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Drupalって顧客の体験価値を変革する最高のDXツール

 

LP(ランディングページ)もスムーズに作成

Drupalでは、サービスや製品を紹介するLP(ランディングページ)もイメージに合わせて作成することができます。Meetup Naraでは、エンジニアでないスタッフが作成したLPを、実際にご覧いただきました。

 

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LP(ランディングページ)ってなに?

 

Drupal の最新情報

MeetUp Nara では、最新情報も毎回取り上げています。

今回は、2025年2月に Drupal.org (コミュニティ)のセキュリティ専門チームによって発表された最新の修正についての解説です。最新のセキュリティ基準に準拠することで、常に安全で安定したシステム運用が可能となるのです。

 

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Security Advisoryの仕組み

 

世界中のエンジニアに支えられて、強固なセキュリティが保たれているのも、Drupalの特徴の一つです。

 

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Drupal Coreリリース情報

 

 Drupalの基本について、こちらの記事でも紹介しています。Drupalの基本を学ぼう〜Drupalってなに?〜

 

Article No
995

Drupal Conってなに?Drupalの基本を学ぼう(3)〜Meetup Nara での学びをシェア〜

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Drupal Con とは?世界が注目する祭典「DrupalCon」や、Drupalの交流会やイベントについてわかりやすく解説しています。継続的にDrupalの基本知識を学ぶことで、エンジニアだけではないキャリアの選択肢が広がります。DXの力でキャリアの可能性を広げるイベント、Drupal MeetUp Nara で共有した内容をもとにしています。
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Drupal Conとは?
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日本で初開催となるDrupalCon(ドゥルーパル コン)が、2025年11月に奈良で開催されることが決定しました。

Drupal Conとは?と思われている方のために、DXの力でキャリアの可能性を広げるイベントMeetup Naraでも取り上げた内容を、当日のスライドもおりまぜながらわかりやすくご紹介します。

(Drupal Meetup Nara は定期的に開催されています。第三回目の様子はこちらから。)

 

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Drupalの基本を学ぼう

 

Drupal Con(ドゥルーパル コン)とは?

Drupal Conは、Drupalコミュニティが一堂に会する国際カンファレンス(イベント)です。年に数回、北米・ヨーロッパ・アジアなどで開催され、以下のようなプログラムが行われます。

  • 基調講演(Keynote):Drupalの創始者Dries Buytaertによる最新情報や今後の展望の発表
  • セッション(Sessions):開発手法、デザイン、マーケティングなど、幅広いテーマの講演
  • BoF(Birds of a Feather):参加者同士で自由に議論できる交流セッション
  • コントリビュートセッション(Contribution Sprints):Drupalの改善に協力する開発イベント

Drupal について、こちらで簡単に解説しています。Drupalの基本を学ぼう(2)〜Meetup Nara での学びをシェア〜

 

Drupalのさまざまなイベント

  • Drupal Con : 世界規模の大規模カンファレンス

  • Drupal Camp :国や地域単位で開催される中規模イベント

  • Drupal Meetup :定期的に開催されるカジュアルな勉強会・交流会

     

Drupalの「Con」「Camp」「Meetup」の違い

 

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Drupalイベント一覧

 

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Drupalコミュニティイベントの階層構造

 

どんな人が参加するの?

Drupal Conには、以下のような人々が集います。

  • 開発者:Drupalのコードやモジュールを開発・改善するエンジニア
  • デザイナー:DrupalのテーマやUI/UXを考えるクリエイター
  • マーケター & プロジェクトマネージャー:Drupalを活用してビジネスを展開する人たち
  • 初心者 & 学習者:Drupalを学び始めたばかりの人でも参加OK

Drupalに関わるすべての人が、最新技術や活用ノウハウを学び、交流できる場です。

 

Drupal Conに参加するメリット

Drupal Conに参加することで得られるメリットはたくさんあります。

  • 最新のDrupal情報をキャッチアップ:新しいバージョンの機能や開発動向を直接知ることができる

  • Drupalエキスパートから学べる:実際の成功事例やテクニックを、プロフェッショナルから学習可能

  • ネットワークを広げる:世界中のDrupalユーザーと交流し、ビジネスチャンスを広げられる

  • Drupal開発に貢献できる:コントリビュートセッションで、Drupalの未来を支える活動に参加できる

     

直近のDrupal Conのご紹介

2025年3月にアトランタで開催されました。参加したフタッフのレポートも後日公開予定ですので、お楽しみに。

 

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世界最大級のDrupalイベント DrupalCon

 

2024年はシンガポールで開催されました。

 

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DrupalCon Asia(2024はシンガボール)

 

Drupal Con シンガポールの様子は、こちらの記事から体感していただけます!

 

日本で行われるDrupalCamp

日本で開催されるDrupal Camp(ドゥルーパル キャンプ)について、こちらからご確認いただけます。

 

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日本におけるDrupalCampについて

 

国内初開催!2025年11月に奈良で開催決定!

次回のDrupal Conは奈良での開催が決定しています。日本で初開催となり、国内外から注目されています。

DrupalCon Nara 2025


会場:ホテル日航奈良
開催日程:2025年11月17日(月)〜19日(水)
主催:Drupal Association

こちらの記事でも取り上げています「DrupalCon Nara 2025」世界が注目するDrupalの祭典が奈良で開催決定!

 

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DrupalCon_Nara2025

 

Drupal ConはDrupalの魅力を体感できるイベント!

Drupal Conは、Drupalに関わるすべての人が集まり、学び、交流し、貢献できる場です。初心者でも参加しやすく、開発者だけでなく、ビジネスパーソンにとっても貴重な機会となります。Drupalを知らない方でも、ぜひこの機会に興味を持っていただければ嬉しいです!

 

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Drupalってなに?

Drupalの基本を学ぼう〜MeetUp Nara での学びをシェア〜

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Drupalでできることって?

Drupalの基本を学ぼう(2)〜Meetup Nara での学びをシェア〜

 

Article No
986

DrupalCon Atlanta 2025 参加レポート

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DrupalCon Atlanta 2025の参加レポートです。Drupalの可能性を感じるだけでなく、Drupalの技術だけではない繋がりが築けるDrupalConの魅力をお伝えします。2025年4月に奈良で開催されたDXキャリアミートアップ内で紹介された内容です。 
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DrupalConAtlanta2025
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DrupalConAtlanta2025

Drupalエンジニアの鈴木さんが、2025年3月24〜27日にアメリカ・アトランタで開催された「DrupalCon Atlanta」に参加された際の様子を、レポートしてくださいました(奈良市で毎月開催されているMeetup Naraで、お話しされた内容を記事にしています)。
 

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DrupalConAtlanta2025

 

DrupalConとは?

世界中のDrupalユーザー・開発者が集まり、最新の技術や事例を共有する年次カンファレンスです。各地で開催されており、アメリカではとくに規模の大きなイベントとして知られています。

 

Drupalの創始者による基調講演


注目されたのは、Drupalの創始者であるDries Buytaert(ドリース・バイタート)氏による基調講演。毎年、その時点での開発状況やこれからのロードマップが共有されるこのセッションは、DrupalConの目玉のひとつです。

今回は特に、「サイトテンプレートの拡充」がテーマとして取り上げられました。Drupalをさらに使いやすくするために、ウェブサイトの目的に応じたテンプレートが整備され、導入しやすくなっていくとのこと。初心者でも立ち上げやすくなる方向への進化が感じられる内容でした。
 

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DrupalConAtlanta2025

 

また、会期中はAIに関連するセッションも多く、Drupalと最新テクノロジーの融合にも注目が集まっていたそうです。

 

誰でも楽しめるDrupalConの空気感


DrupalConは、エンジニアだけのものではありません。鈴木さんは、「エンジニアでなくても楽しめる空気感がある」と語っていました。

  • 会場ではスタンプラリーやグッズの配布もあり、まるでお祭りのような賑わい!
  • 服装は自由で、お子様連れでも問題なし!
  • Drupalの公式マスコット「Druplicon(ドゥルプリコン)」と一緒に写真撮影できるブース(下の写真)も大人気!
  • エンジニアに限らず、Drupalが好きな多様な人々が集うオープンな場!

このような空気感に触れたことで、Drupalという技術そのもの以上に、「人とのつながりや文化を楽しむ場」としての魅力を強く感じたと話されていました。
 

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DrupalConAtlanta2025

 

次回は奈良で開催!アジア初のDrupalConへ

そして、次回のアジア開催地は、なんと日本・奈良。2025年11月に開催される「DrupalCon Nara 2025」は、アジアで初の開催となります。

DrupalConで出会った「Drupalを愛する人たち」が、次は奈良に集まります。鈴木さんの報告を聞きながら、ミートアップの参加者の多くが秋のDrupalCon Naraに向けて、期待を膨らませている様子でした。

 

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