出版社向けDrupalのThunder

ドイツの世界的メディア企業、Hubert Murda Media社がリリースしたDrupal 8ベースのディストリビューション、Thunderは、出版社向けCMSです。出版社向けに開発されたモジュールが数多く盛り込まれています。

 

出版業界は、メディア業界と並んでインターネット、特にウェブによる情報流通や電子書籍の普及により甚大な影響を受けています。出版社、特に大手出版社はネット戦略の中心にCMSを据えて、独自仕様のCMSの機能によって他社との差別化を図ろうとしていきました。そのため各社はCMSプラットフォームの構築とブラッシュアップに注力し、多くの資金と時間が投じられています。しかし、Drupalなどのオープンソースをうまく使えば、機能の差別化を図りつつも投資を抑制し、本来の競争の場であるコンテンツの中身そのものにお金と時間をかけることができるようになるはずです。

 

ThunderはDrupal 8のコアに、出版社向け機能モジュールを付け加えています。複数サイトへのアクセスをサポートするためのシングルサインオン(SSO)機能やアドサーバー、発行部数カウンティング用ツールや、エンドレスにスクロールできるテーマなどです。このほか、インタラクティブなコンテンツを編集するためのエディター、Facebook連携のツール、映像コンテンツのためのCMSやプレイヤーなどが開発されています。

 

 

 

Thunder

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