Drupal 8を使用する理由のトップ10

Drupal

Drupalは、革新的なサイト機能の無限の可能性を与えるウェブサイトのコンテンツ管理システムと開発フレームワークです。

 

Drupal 8が選ばれる理由のトップ10は次のとおりです-

 

1. 最新の開発フレームワーク

Drupal 8のバックエンド機能のほとんどが、最新のオブジェクト指向の開発パターンに適用するよう再構築されました。また、基本機能の多くがSymfonyフレームワークなど、外部のライブラリにに出されています。これらの変更によって、経験豊かなPHP開発者、あるいは新しいプログラミング言語での経験のある開発者にとって、Drupalの使い勝手が大幅に向上しています。

 

2. モバイル対応

Drupal 8では、携帯電話やタブレットからサイトにログインして編集することが容易に可能です。Drupal 8はモバイルファーストです。Drupal 8のすべてのコンテンツはスマートフォンから簡単に管理することができます。レスポンシブ・デザインのサイトはモバイル機器からPCの大きなディスプレイまで、高い応答性を示します。別のモバイルサイトなどは必要ありません。

「Headless Drupal」も完全にサポートされています。ユーザーがどのアプリケーションで使用しても、つまり、ブラウザでDrupalサイトにアクセスする場合だけでなく、モバイル・アプリからでも、ウェアラブル機器などからでも、Drupalに投入したデータを引き出すことが簡単にできるのです。

 

3. Drupal 8は絶えず改善を続けています

Drupalはデータ処理エンジンです。Drupal 8のコアには完全な「ETL」機能(抽出、変換、ロード)を備えた、完全なデータ移行システムが組み込まれています。この移行エンジンは、Drupal 6と7のコンテンツをDrupal 8に移行することができますし、どんなデータソースからもコンテンツを移行することができます。

Drupal 8は常に改善されています。 2015年11月のDrupal 8.0.0リリース以来、マイナーリリースではバグが修正され、パフォーマンスが改善されています。8.1.0や8.2.0などのより大きなリリースでは多言語サポートとサイトのコンテンツと機能をDrupal 6または7からDrupal 8に移行するためのツールの改善が含まれています。Drupal 8.3.0にはBigPipeという機能が含まれています。これにより、ブラウザが変更されたページの部分だけを再レンダリングするようにすることで、ページの読み込みをさらに高速化することができます。

 

4. ユーザビリティとアクセシビリティ

Drupal 8には、よりコンパクトで合理化された管理インターフェースがあり、管理者のニーズに合わせてカスタマイズすることができます。この改善されたインタフェースは身体障害のある方や、ウェブサイトの更新中に他の作業をしている方にも、使いやすいものになっています。インターフェイス全体が最新のブラウザ技術を利用し、色とテキストは、より読みやすくなりました。

 

5. 柔軟なコンテンツ表示

Drupalを使用すると、コンテンツモデルの作成と変更、およびこれらのコンテンツの表示と管理のための表示が簡単です。Drupal 8は、あるセクションのコンテンツを、別のセクションのコンテンツと関連させて、別のページでは、元のページでのコンテンツの使い方とは異なる方法でデータを強調表示したり、整理して表示するといったコンテンツの活用が可能です。

 

6. パフォーマンス

Drupal 8では、コードのプリコンパイルとブラウザ・キャッシングが可能な限り活用されています。最新のウェブサイト用に構築されたプラットフォームと呼べるでしょう。また、Drupalはデータを内部的にキャッシュして、ユーザーに迅速に提供します。Drupal 8は、PHP 5.3と比較して40〜50%高速で処理できるPHPの最新バージョン、PHP 7.1で動作するように構築されています。

Drupalは非常にインタラクティブでカスタマイズされた機能を持つ複雑なアプリケーションです。通常、これはパフォーマンスを低下させますが、大規模かつスマートなキャッシングにより、Drupal 7に比べてスペックの低いハードウェアでも動作しますし、大量のトラフィックを処理する能力は、他のCMSとは比較にならないほど高くなっています。

 

7. オーサリング経験

Drupal 7までのオーサリングには一貫性がなく、コンテンツの作成や編集を簡単に行えるかどうかは、開発者の腕次第でした。つまり、最初の開発段階でマズい作りとなってしまったサイトは使い勝手が非常に悪くなってしまっていたのです。

Drupal 8は、そのままではごく基本的な機能のみしか持ちませんが、豊富なモジュールを利用できるため、それらを組み合わせて、編集者経験(エディター・エクスペリエンス)を洗練させることが可能です。広範で徹底的なユーザビリティーテストを経て、Drupal 8のオーサリング環境は大幅な進歩を遂げています。

 

8. 多言語、および、グローバルなサポート

Drupal 8には強力な多言語機能があります。システム内の何であれ、任意の言語に翻訳できるインターフェースを内蔵しており、自らUI(ユーザインタフェース)を母国語に変換することもできますし、Drupalから自動的に更新されたソフトウェア翻訳を取得することもできます。コンテンツ単位での翻訳が可能なので、例えば、日本語でコンテンツを作って公開した段階では英語版は存在しないように見えていて、英語翻訳版を公開した段階で英語サイトにコンテンツが追加されたように見せることも可能です。もちろん、同時に公開することもできます。Drupal 8では、多言語サイトの集中管理を簡素に、かつ安全に行うことができます。

 

9. ずっと簡単な編集

Drupal 7までは、標準ではテキストエディタは提供されていませんでした。Drupal 8には標準で、CKEditorを利用することができます。。このインターフェイスにより、編集が簡単になり、コンテンツ制作者や編集者は、すばやく簡単に追加、編集、削除することができるようにになりました。個々のコンテンツのプレビューも可能です。

 

10. より多くのデジタルエコシステムインテグレーション

Drupal 8は、企業の電子メールシステム、分析、マーケティングオートメーション(MA)、その他のデジタルテクノロジーソリューションとの連携が可能です。

 

こうした特長を備えているため、開発者のみならず、運用担当者、コンテンツ制作者、さらには、組織の経営者たちからもDrupal 8は大きな期待を寄せられており、豊富な導入実績を積み重ねています。

 

 

参照サイト:

6 Reasons we use Drupal

8 Reasons why Drupal

Why Drupal 8

Why is Drupal 8 better than Drupal 7 and 6?

6 Reasons Why Drupal 8 is an Exciting Step Forward