パーミッション・スプレッドシート公開
Drupalのユーザー権限をCSVなどで一括してインポート/エクスポートすることが可能になる拡張モジュール「Permission Spreadsheet」が公開されました。
開発を行ったのはDrupalの導入・カスタマイズサービスを提供しているデジタルサーカス社です。
Drupalはコンテンツを作成、編集、承認のほか、さまざまな権限を持つ役割を定義することができ、それらの役割を1人のユーザーに柔軟に割り当てることが可能です。これにより、コンテンツ作成などのワークフローを自由に作ったり、権限のない人が誤って操作することを避けたりすることができます。
また、サイト運用側だけでなく、サイトにアクセスしてくるビジターに対しても、例えば、ブログにコメントを残すことを許容したり、禁止したりなど、さまざまな権限の付与が可能です。
このため、Drupalで構築したウェブサイトは、運用サイドにとっても、利用者サイドにとっても、極めて自由度の高いものになります。
しかし、その反面、役割や権限の設定はDrupalの管理画面で行うことになるため、役割の種別やユーザーの数が多い場合には、運用者の作業量が大きくなり、ヒューマンエラーを誘発しかねません。
Permission Spreadsheetを使えば、Excelなどのスプレッドシート・アプリケーションで作ったファイルやCSVファイルをDrupalサイトにインポートしたり、サイトからエクスポートすることで、多くのユーザー権限を一括で処理することが可能になり、運用の効率化を図ることができます。
このように、Drupalのモジュールやテーマは多数の組織や個人がコミュニティーに無償公開することで進化を続けています。
Drupalコミュニティのページで、Drupalのバージョンやモジュールのカテゴリーを指定して検索すると、さまざまな機能がすでに実現していることが分かります。
<参考情報>