Drupalを使う人が増えている理由

Drupalはそもそも、ほぼすべての組織や個人にメリットをもたらす柔軟性と安定性と安全性を兼ね備えたCMSなので、コーポレートサイト、キャンペーンサイト、ECサイト、ニュースサイト、イベントサイトなどおよそ想像し得るどんなウェブサイトもDrupalを使えば構築することができます。Drupalはオープンソースなので、誰でも無料で使うことができます。

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Drupalの利点についてはさまざまな側面から語ることができそうですが、今回は以下のような面について取り上げてみます。

  • 止まらない進化

DrupalのコミュニティにはDrupalを愛している世界中の技術者やデザイナー、ビジネスパーソンたちが集っていて、Drupalをより便利に、より安全にするために、(地球が丸くて時差がある関係で)24時間、努力を続けています。開発するだけでなく同時に試されているので、世界中でテストされ、改修されていることになります。セキュリティ強化やSEO対策に対応するモジュールも豊富です。

  • モバイル

Drupal 8からモバイルへの最適化が強く意識されています。さらにはヘッドレスといって、CMSでありながらユーザとの接点はPCのブラウザやスマートフォン、タブレットの画面に限定されていません。AIスピーカー、デジタルサイネージ、ウェアラブル機器など、およそネットにつながるものであればDrupalの機能を活用することができます。

  • セキュリティ

オープンソースと聞くとセキュリティが心配という声がよく聞かれます。確かにDrupalも人気が高まるにつれてこれまでに何度も脆弱性が指摘されています。DrupalのモジュールはDrupalコミュニティのセキュリティチームがお墨付きを与えていない限り、利用するには注意が必要です。人気が高い分、脆弱性の影響範囲が広いため、発見されたセキュリティ上の穴は素早く埋められています。

  • UX

モバイル対応のレスポンシブ、高度なキャッシュ等によるストレスのない表示、位置情報との連動や自動翻訳との連携など、顧客中心のサイトを構築するための材料が豊富にそろっています。

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  • 連携

Drupalは、外部の主要なCRM(顧客関係管理)やMA(マーケティングオートメーション)、CDP(カスタマデータプラットフォーム)などとの連携を容易にするためのモジュールが整っています。もしすでにこうしたサードパーティの外部システムを利用していたとしたら、その資産は無駄になりませんし、新たに導入する場合にもそのポテンシャルを十分に引き出すことができます。

 

このように、柔軟で、セキュアで、拡張性があり、モバイルに最適化されていてマーケティング・ツールとの連携も容易であることから、Drupalの導入は必ずビジネスにメリットをもたらします。