Jira移行後の成功をつかむ!新しいチーム向けのベストプラクティス

Jira

Trelloや他のツールからJira Softwareへ移行完了、おめでとうございます!しかし、ここで終わりではありません。Jiraには強力な機能が満載ですが、適切な導入プロセスがなければ、新しいユーザーは圧倒されてしまうかもしれません。

移行後のスムーズな定着を実現し、チームがJiraを最大限活用できるように、5つのベストプラクティスをご紹介します。

 

1. シンプルなワークフローから始める

よくあるミス:

Jiraのワークフローを複雑にしすぎて、チームの混乱を招く。

解決策:

  • ワークフローは 「To Do → In Progress → Done」 のようにシンプルに設定する。
  • チームが慣れてきたら 「レビュー」「ブロック中」 などのステータスを追加。
  • 自動化を活用して、タスクの遷移を簡素化。

ポイント:
定期的にワークフローを見直し、実際の作業プロセスと合っているか確認しましょう。

 

2. ダッシュボードを活用して可視性を向上

よくあるミス:

複数のJira課題の進捗をチームメンバーが把握しづらい。

解決策:

  • カスタムダッシュボード を設定し、重要なタスク、スプリント進捗、課題ステータスを可視化。
  • 「スプリントの健康状態」「課題統計」「担当タスク」 などのガジェットを活用。
  • ステークホルダーとダッシュボードを共有し、情報共有を効率化。

ポイント:
ダッシュボードは シンプル&フォーカス重視 で、情報過多にならないように整理しましょう。

 

3. JiraフィルターとJQLを活用する

よくあるミス:

課題を手動で検索し、必要な情報を見つけるのに時間がかかる。

解決策:

  • 基本フィルター(例:「担当タスク一覧」) を作成し、素早く検索できるようにする。
  • Jira Query Language (JQL) を活用し、高度な検索を実現。
    • 例: status = "In Progress" AND assignee = currentUser()
  • フィルターを保存・共有 し、チーム全体で活用できるようにする。

ポイント:
JQLを使って、スケジュールレポートを自動生成し、定期的な分析に活用しましょう。

 

4. チームトレーニングと定着促進

よくあるミス:

新しいユーザーがJiraの機能を十分に理解できず、定着が遅れる。

解決策:

  • Jiraの基本操作(ナビゲーション、課題管理、ベストプラクティス)を学ぶ オンボーディングセッション を実施。
  • Jiraの ヘルプドキュメントやチュートリアル を活用し、自己学習を促す。
  • チーム内に Jiraチャンピオン(熟練ユーザー) を指名し、サポート役として活躍してもらう。

ポイント:
週1回の 短時間トレーニング で、新機能や便利な使い方を紹介すると、徐々にスキルが定着します。

 

5. 繰り返し作業を自動化する

よくあるミス:

手動でのステータス更新やタスク割り当てに時間を取られる。

解決策:

  • Jira Automation を活用し、タスクの割り当て、ステータス更新、通知送信を自動化。
  • 例: 「プルリクエストがマージされたら、課題を Done に移行」 する自動ルールを設定。
  • 期限切れタスクのリマインダー を自動送信し、対応漏れを防ぐ。

ポイント:
定期的に 自動化ルールを見直し、チームに最適なワークフローを維持しましょう。

 

まとめ

Jiraへの移行は始まりに過ぎません。その後の定着プロセスが、チームの長期的な成功を左右します。シンプルなワークフロー、可視性の向上、フィルターの活用、トレーニングの強化、自動化の導入 という5つのベストプラクティスを実践することで、Jiraの効果を最大限に引き出せます。