オープンソースが生み出す共創の力〜DrupalCon Nara 2025が示す、組織変革の新たなヒント〜

Drupal

企業のDX推進において、いま注目されているキーワードが「共創」です。技術導入だけでなく、部門や職種の垣根を超えて“共に考え、共に作る”動きが求められています。
そんな「共創」の最前線を感じられる国際イベントが、2025年11月に奈良で開催されます。世界中のDrupalコミュニティが集う 「DrupalCon Nara 2025」 は、DX推進に携わる方にとっても見逃せない場となりそうです。
 

1. DXの次のステージは「共創」へ

これまで多くの企業が取り組んできたDX(デジタルトランスフォーメーション)は、システム刷新や業務効率化が中心でした。しかし、近年では「部門を超えた協働」「組織文化の変革」など、人や組織のつながりを軸にしたアプローチが注目を集めています。
オープンソースのCMS「Drupal(ドゥルーパル)」をテーマにした国際イベント DrupalCon Nara 2025 では、まさにこの“共創”を体現する取り組みが各国から共有されます。

 

2. エンジニアだけではない—多様な視点が集まるDrupalCon

DrupalConというと、エンジニア向けの技術カンファレンスという印象を持つ方も多いかもしれません。
しかし、今回の奈良大会では、プロジェクトマネージャー、デザイナー、行政関係者、教育機関など、幅広い立場の登壇者が参加します。Drupalを使うプロジェクトには、開発者だけでなく、UXデザインや運用、マネジメントなど、さまざまな専門性が関わります。
異なる立場の人々が協力し合うことで、より持続的で柔軟なDXの実現が可能になります。

 

3. 奈良から発信される、世界と日本のDX共創モデル

今回の会場となる奈良は、古来より文化と人が交わり、新しい価値が生まれてきた地。この地から、オープンソースを通じた「共創型DX」の可能性が世界へ発信されます。
世界ではすでに、行政機関・大学・企業がDrupalを採用し、透明性や柔軟性を兼ね備えたデジタル基盤を構築しています。DrupalCon Naraは、その成功事例を直接学び、日本のDX推進に生かせる絶好の機会です。

 

4. DX推進担当者が注目すべきポイント

DrupalConで注目したいのは、組織横断での変革を進めるための“仕組みと文化”です。

  • オープンソースによる柔軟な開発・運用体制
  • 職種を超えたプロジェクト推進の実践例
  • コミュニティが生み出す学びと連携の仕組み
  • 海外の行政DX・オープンガバメント事例


DX推進担当者にとっても、単なる技術トレンドにとどまらない「人・組織・文化のデジタル変革」を体感できるイベントとなるでしょう。

 

5. “共創”が組織を動かす—DXの本質へ

DXを成功に導く鍵は、最新技術そのものよりも、人と人のつながり、共感の力にあります。DrupalCon Nara では、世界中の参加者がオープンに議論し、共に学び、新しい発想が生まれます。
このイベントをきっかけに、「自社のDXは、部門を超えて共に作れているか?」そんな問いを改めて見つめ直す機会になるかもしれません。

 

参加申込

DrupalCon Nara 2025 参加申込はこちらから→ https://events.drupal.org/nara2025/registration-information

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DrupalCon Nara 2025

DXTimes は、DrupalCon Nara 2025 公式メディアスポンサーです

DrupalCon Nara の情報を定期的に発信してまいります

 

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