【開催レポ】DXの力でキャリアの可能性を広げるためのイベントDrupal Meetup Nara 12月が開催されました

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DXの力でキャリアの可能性を広げるためのイベント「DXキャリアミートアップ(Drupal Meetup 奈良)」が、2025年12月12日に奈良コンベンションセンターで開催されました。

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本イベントは、オープンソースCMS「Drupal(ドゥルーパル)」や、DX(デジタルトランスフォーメーション)をテーマに、初心者・非エンジニア・他業種の方々にも開かれた内容を継続的に届けているコミュニティイベントです。

今回も初参加の方、会場やZoomで参加された方など、多くの方にご参加いただきました。この記事では、その様子を振り返ります。

 

DXの力でキャリアの可能性を広げよう

新しいキャリアをつくる方法や、自分に合った働き方を考える手がかりとして、「DXとは何か」「Drupal Meetup 奈良がどんな場なのか」「DrupalとはどのようなCMSなのか」を改めて紹介。

  ✅ 皆さんにDX人材として様々なチャンスを掴んでほしいから

  ✅DrupalはツールであってDXはこれから必須だから 

  ✅奈良を震源地としてDXキャリアアップを目指す流れを作っていきたいから

 

「DXキャリアミートアップ(Drupal Meetup 奈良)」は、「DXでキャリアの可能性を広げよう」をテーマに、Drupalの技術だけでなく、奈良にいながらどのように働けるのか、そのヒントや現場のリアルな課題についても共有する場となっています。

 

DX人材のキャリアパス

DX人材としてキャリアを切り拓く選択肢として、こちらの一覧もチェック!

(毎回、経済産業省が定義するデジタルスキル標準のロール一覧をもとに、どのロールのキャリアアップを目指せるか紹介されます)

 

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DX推進スキル

https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/skill_standard/20240708-gp-1.pdf

◾️ デジタルスキル標準の完全版はこちらから → デジタルスキル標準 Ver1.2(外部リンク)

 

未経験でも世界は変えられる─DrupalCon登壇で見えた景色

今回の登壇者は、異業種からIT業界へ転身されたMisakoさんと、専業主婦期間が長くエンジニア経験もゼロだったYoshidaさんです。
お二人はそれぞれ異なるスタート地点からキャリアを築き始め、現在Misakoさんはカスタマーサポート、Yoshidaさんはマーケティング業務に従事されています。どちらも2児の母として家庭と仕事を両立しつつ、学び続ける姿勢を大切にしながら日々奮闘されています。

 

主体的に学び、交流の場を継続的に発信

お二人がこの数年、意識して続けてきたこととして、大きく三つ挙げられました。

  • わからないことは、すぐに調べて学ぶこと
  • 指示を待たずに、積極的に動くこと
  • 得た情報を共有し、つながりを広げること

業務や日常の中で疑問に思ったことはそのままにせず、まず自分で調べる。そして、小さなことでも積み重ねることで、知識の幅が少しずつ広がってきたとYoshidaさんは話します。

一方 Misakoさん は、待ちの姿勢でいないようにすること、そして自分から情報をキャッチアップすることの大切さを日々感じているそうです。特に業務上直接お客様とやり取りする機会が多いため、事前にお客様の会社情報を調べ、会話のきっかけを作れるよう意識しているとのことでした。

そして、情報交換の取り組みとして継続してきた活動が、DXTimesも協賛しているこのDXキャリアミートアップ(Drupal Meetup 奈良)です。
事務局メンバーとして関わる中で、当初は理解できていなかったことや、知識不足を感じる場面も少なくなかったといいます。 しかしながら、Drupal Meetup 奈良は学びを得るインプットの場であると同時に、自身の考えや経験を発信するアウトプットの場でもあります。参加と発信を重ねることで、知識の定着だけでなく、参加者同士の情報交換や新たな気づきにもつながっていったそうです。 

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DrupalMeetupNaraの紹介

これまで開催されたDrupal Meetup 奈良

ミートアップが繋いだご縁で訪れた「DrupalCon Nara 登壇」

日々の業務を通して感じてきた気づきや学びを、奈良の方々にも共有できたら――。そんな思いが、活動の出発点となっていました。

その内容が、参加者それぞれの「今」や「これから」の仕事に、少しでも役立つものになればという考えのもと、情報発信や交流の場づくりを続けてきたといいます。

そうした取り組みを重ねる中で、奈良で DrupalCon が開催されることが決まり、さらにその場で自身たちの活動について話す機会を得ることとなったのです。

 

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2025.12.12MeetupNara

 

DrupalConNaraでの登壇を終えて・・・

DrupalConNara当日の発表では、これまで取り組まれてきたミートアップの活動が紹介され、立場や役割の異なる人たちが、会社やポジションを超えて交流することの大切さをアピールされたとのこと。

DrupalConはエンジニアの参加者が多いですが、その登壇後にはエンジニア以外の立場の参加者とも多く交流でき、そうした経験を通じてエンジニアでない人たちにも活躍の可能性があることを、あらためて感じ取っていたようでした。

 

Drupal最新トピック 

「Drupal Meetup 羽田」を主催する直江さんからは、Drupalの最新情報に加え、DrupalCon Nara2025についての開催まで舞台裏情報や開催風景の紹介がありました。

DrupalConは、世界中のDrupalユーザーや開発者が集う国際的なカンファレンスで、今回のNara開催は日本で初めての開催となりました。海外からの参加者に加え、日本人参加者も多く訪れ、日本のDrupalコミュニティにとって大きな節目となるイベントとなりました。

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DrupalConNara2025の紹介

紹介されたイベント開催中の写真や舞台裏のエピソードからは、国や言語の違いを越えて参加者同士が交流する様子や、運営スタッフが柔軟に対応しながらイベントを支えていた様子がうかがえました。運営委員の立場から語られる現場の話を通じて、DrupalCon Nara2025が多くの人の尽力によって実現したイベントであったことが伝わってきました。

 

ご参加いただいた方からのコメント

ご参加ただいた方からは、
「こういう世界もあるんだと視野が広がった」
「育休中で、今後の働き方について情報収集をしたいと思い参加した」
といった声が寄せられました。
初参加の方には、子育てをしながらリモートワークという働き方に関心を持って参加される方が多く、DXや新しい働き方への関心の高さがうかがえました。

 

次回のお知らせ

「DXキャリアミートアップ(Drupal Meetup 奈良)」は、内容を少しずつ変えながら、継続的に開催されます。今回ご参加いただけなかった方も、ぜひ次回ご参加ください。

次回開催詳細

2026年2月開催予定

詳細決定後、DXTimesでお知らせします。