小規模サイトから超大規模サイトまでスケールするAcquiaプラットフォーム
Acquiaのプラットフォームは小規模なサイトから超大規模サイトまでカバーしています。超大型オンライン・メディア・イベントを行っているNBCスポーツを例にして、Drupalの生みの親、Dries Buytaert氏が解説しています。
Drupalをベースに様々なオンラインサービスを提供しているAcquiaですが、そのクライアント企業の使い方もさまざまです。規模の大きさだけでなく、機能の複雑さにも対応が可能ですから、多言語多国籍で展開するグローバルブランドのニーズにも、オリンピックなどの世界的な人気を博する大規模なイベントの映像を配信するといったニーズにも応えることができます。
Dries Buytaert氏の投稿によるとNBC Sports Digitalは、毎年3万を超えるスポーツイベントを伝える数10サイトを運営していますが、その中のいくつかは世界で最も多くのトラフィックを集めるサイトとして知られており、スポーツ分野では世界最大規模となっています。Acquia社は2016年以来、NBC Sportsのサイト構築・運営を支援していますが、2018年にはスーパーボウルのほか平昌冬季オリンピック、サッカーのワールドカップなどのビッグ・イベントがあり、ストリーミング配信したビデオは延べ43億7000万分以上を9300万のユニークユーザーに届けました。
ワールドカップやスーパーボウル、オリンピックといった超大型のイベントを伝えるサイトから、一般のウェブサイトが学べることは何でしょうか。
どのサイトにも、トラフィックが集中する特異日があります。人気のスマホやゲームソフトの発売日、母の日、ブラック・フライデー、中国の独身の日やクリスマス、あるいは、テレビやラジオ番組で新製品やサービスが紹介された直後などに、トラフィックが集中することは、どんなウェブサイトにもよくあることです。
そんな場合、サイトを支えるマシーンの処理能力を超えてしまえば、サーバーはダウンしてしまい、せっかくサイトを訪れようとしてくれたビジターに対して情報を提示することができなくなってしまいます。大きな機会損失です。
しかしながら、そうした特異な日のために備えて冗長な設備や処理能力を持ってしまうとどうでしょう。普段はそのための高額なリソースが遊んでいる、つまりは、無駄なお金がかかってしまうことになります。
Acquiaのプラットフォームであれば、トラフィックの急激な変動にも対応することが可能です。柔軟性と効率性と拡張性、安定性を同時に実現するため、Acquiaプラットフォームは進化を続けています。
<参考情報>