リーダーシップ向上について考えよう
という本の著者である、伊庭さんの本に書いてある内容を動画にしているものがありました。
こちらについて少し話させて頂こうと思います。
私も部下の立場から上司を見たり、隣の部署の責任者を横目で見てみたりすると、確かに考えさせられることはよくあります。
① 忙しくて部下と話す時間がない
こんな雰囲気の事言ってないですか? 口癖になってないですか?
まず、上司たるもの "時間がない"は封印しましょう。そして上司としての時間とプレイヤーとしての時間をそれぞれ決めてやってみると良いと思います。時期や状況によっても変動があると思いますが、何サイクルか試してみて行いことが良いと思います。
私も、プレイヤーとしての時間比率を下げたいと思っていて(下げないと回らない)、一つ一つのアクションを最大効率化することで時間を確保しようと適宜自身のやり方を見直しながらやっています。
また、部下に対する時間を決めることも大事です。時間をロックしながらも最大効率を目指したいですね。
上司:プレイヤー:バッファー=4:4:2 くらいが今の所ベストです。
※バッファーは特急や相談等がある前提で確保しておく時間です。
➁ すぐに答えを言ってしまう
正直やってしまいがちです。『それならxxxしちゃった方がいいんじゃない?』言いがちです。
教科書みたいな表現になってしまいますが、出来る上司は部下に考えさせることが大事だと思っています。
部下が答えを欲しがっていたとしても、答えをすぐに言わず、尋ねることによって部下を育てていきましょう。
拡大質問(どうして・どんな・どのように)によって部下に気づきを与えましょう。
そして、それによって決めたこと、やろうとしたことを認めましょう。それでやってみよう と。
自己決定感のある事柄に対しては、主体的な行動になり、目標にコミットしやすくなります。
③ ミーティングの時間を持てない
リモートワーク等によって部下とのミーティング時間が持てないなんてことありませんか?最近はリモート慣れもあって、お客様との会議スパンが短かったり部下との接点を取る時間がなかなか作り出せないですよね。
やはり、定例化をして時間のあらかじめ確保する必要があります。
また定例をする意味ですが、部下は周囲の情報が入ってきてないという事があれば主体性を奪ってしまっている可能性が高いです。
定例でコミュニケーションを取れさえすれば良いので、
- 良かった点
- 改善点・課題点
- 意見交換
- 進捗状況の共有
ができれば良いのではないでしょうか。
④ 部下にやりたいことが無い
部下の価値観を把握できてないです。部下の立場で言えばちゃんと知ってもらってない(見てもらえてない)と思われてしまいます。
これは永遠のテーマですが、部下の価値観を把握できた方が良いと思います。知るための具体的な質問は皆さまで考えていただきたいですが、方向性としては以下の3パターンから実施していただき、その部下の価値観のきっかけと判断を確認すると良いと思います。
- 将来どういった暮らしや仕事をしたいかを聞く
- 今の仕事で3か月あるいは6か月後にどんな状態になっていたいか
- 仕事をする上でどんなことを大事にしたいか
⑤ 部下に能力がない
これはいう人結構います。子供ができないのと一緒で、部下もできないのが当たり前で、仕事を通じて能力を開発するという事ころに結び付けることが大切です。
一番見えやすい強みを生かしつつ、成功体験を味わう事で繋がりを大切にし、
- スキル
- 知識
- スタンス
こういったことを主眼に置きながら、定期的に部下と話合う事が大切です。
最後に、管理する側も仕事をどう捉えているか、仕事への取り組み方によって適性があると考えています。
- 仕事をやる事が励みになる。喜びになる。
- 仕事なので割り切っている(嫌とか、嫌いとか好きではなく)
- 嫌だけど仕事やらざるを得ない。(労役)
正直2・3のスタンスの方は部下に対してのモチベートは難しいと考えています。 上司自身がまず⑤の軸でどうありたいかを見返し、なるべく1になる様に自身をもってゆきたいですね。