出世しない人と出世する人
自分の後継者を立てる為に誰が最適なのか悩んでいます。
この子は優秀で仕事ができるから。。。こんな理由で推し進めて本当によいのか
自問自答も含めて色々情報収集した結果、考えが変わりました。
普段コミュニケーションからくる口癖を意識してもう一度考え直してみました。
昇格させるには、『プレイヤーとして優秀な人なだけではダメ』だという事がわかりました。
その理由を挙げてみたいと思います。
職場の課題・問題(小さな問題)に対する振る舞い
会社をよくするという視点で、他人事のように振舞うのか、わがごとのように振舞うのかを見定めました。
Aさん:『最近リモートワークが増えて、コミュニケーションが希薄になっていると思うのですが』
課題をもらえるのは確かにありがたいです。でもどこか他人事(解決してほしい感をぶつけられてる)に感じてしまいますね。
Bさん:『最近リモートワークが増えて、コミュニケーションが希薄になっていると思います。なので、一度話し合いませんか?』
この一言があるだけで、上役の評価は180度変わると思います。現に変わりました。
思っていたけど言えなかったは、言っていないと同じなので普段の口癖(振る舞い)が大事だと感じています。
言い訳をするのか、対策を打とうとするのか
時事ネタも含めて表現すると、
Aさん:『原材料が値上がりして』『円安ですから』
等と改善できない理由のみを述べる。悪くはないですが言い訳っぽく聞こえます。いや 言い訳に聞こえます。
Bさん:『原材料が値上がりして』『円安ですから』『なのでxxxで乗り切ろうと思っています。どうですかね』
それが正解に思えなかったにせよ、対策を打とうとする姿勢は上役としては嬉しいですし、背筋が伸びます。
学びに対する姿勢
Aさん:『勉強会出れたら出ます』
Bさん:『勉強会、スケジュールに入れておきます』
依頼した調査に対して
Aさん:『調べましたけど、データにないんですよね』
Bさん:『調べましたけど、データにないです。xxさんにも聞いてみますね』
これは、学びに対して受け身であるのかアクションを起こすのかの違いがポイントになってくると考えています。
確かにそういう方いらっしゃいますが、昇格・出世をしたいという軸で考えるのであれば色々な仕事やチャンスをつかむきっかけでもあると思いますし、学びは一生ついてきます。
上司が出来ていない事をサポートする
できる部下力とも言います。部下が上司に対してサポートしていく姿勢です。正直決め手はこれでした。中々できる人はいないと思います。
Aさん:『残業も多くなり、忙しくなってきたので何とかしてください』・『忙しいけどなんとか(頑張って)乗り切ります』
Bさん:『周りのメンバ残業も多くなり、私も多くなってきました。今後の事を考えると対策を打つ必要があると感じています。xxさんの意見もお伺いしながらなんとか対策を練りたいと思います如何でしょうか』
意味合いとしては同じリクエストなのですが、全然捉える意味合いが変わってきます。
いかがでしょうか。こういった方は会社にとっても有益な人材だと思います。プレイヤーとして優秀なだけではダメだという事が私自身もよくわかりました。