Drupalサイトの構築や編集を簡素化:Acquia Cohesion

Acquia Cohesionはもともと昨年、Acquia社により買収されたロンドンの会社、Cohesion社のサービスであるCohesion DX8をベースにAcquiaクラウドのプラットフォームに統合したもので、ローコードでDrupalのサイト構築、デザイン、編集などの作業を簡素化してくれます。

 

Drupalでサイトを立ち上げるのには実は手間もコストもかかりますし、スキルも必要です。タクソノミーをフル活用して思い描いたとおりの画面を構成するためには、データベースのスキルが必要ですし、ページのデザインを整えるにはHTMLやCSSにも精通していた方がよいですし、JavaScriptの知識もあった方がよいし、Drupalそのものについても設定方法や運用方法に相当な経験やスキルが必要です。

だからこそ、そうしたスキルを持った人々が結集すれば、Drupalを使って、望みのものはほぼ何でも実現できる柔軟性がDrupalにはあります。

 

しかし、Cohesionならば、そういったDrupalのオリジナルのツール類に精通してない人でも、スクラッチからDrupalサイトを迅速に構築することができます(ユーザテストによれば、Drupalのみで行う時間に比べ、ほぼ半減できると言われています)。また、サイト構築後のページ要素の再利用や、ページ作成・修正も容易になります。しかも、コーディング作業は不要です。新たに追加された機能や特徴は以下の通りです。

 

          スタイル・ガイド・マネージャーの改善:サイトのコンテンツやブランディングを修正する際に、デザイナーやサイト構築エンジニアがリアルタイムで変更のプレビューが可能になります。

          Acquia Cloud Site Factoryとの統合:Acquiaが従来から提供していたマルチサイト構築・運用や、統一的なコードセットでまったくルック&フィールの異なるサイトを「量産」して運用できるSite Factoryで、Cohesionを使うことが可能になります。

          スタイル・インポート機能の向上:ブランドのデザインなど厳しいガイドラインに準拠しつつ、スタイルをインポートする機能の向上が図られており、すべてのデジタル資産に適用する共通のデザインシステムを共用化することが可能です。

 

 

<参考情報>