ウソをつかせないために

とある管理者の方と雑談をしていた時の事です。
彼の部下が報告をごまかす(ウソをつく)ことに悩まれていたとの事で記事にする目的も含めて少し1on1のような形で会話をしました。

具体的にどのような状況で、何にお困りだったかを聞いてみました。すると。。。

  • 【状況】進捗をごまかすメンバーがいる
  • 【困りごと】進捗が悪いなりに手を打って一緒に考えることもできるのにごまかされることによってそれが出来ないでいる
  • 【やりたい事】嘘偽りなく報告をもらえるようにするには、この部下とどの様に関われば良いのか

との事でした。 今回は本件について、私たちなりに考え分析をした結果を記事にしたいと思います。

まず、大前提として嘘をつく人はいます。そして(表現は良くないですが)この人には嘘をついても良いと思っているはずです。

ただ、逆にこの人には嘘をつけない(ついてはいけない)と思う人もいるはずです。

という事は、この人には嘘をつけない(ついてはいけない)と自ら考えて決めてもらうにはどうすれば良いかを考える事にしました。(自己決定感を持ってもらうという事ですね。)

同時に、説得・説教などは意味をなさないです。

1.本気で注意をする

別室で時間を取って注意しましょう。そして頭ごなしに話をするのではなく、『状況』や『想い』を否定せずに聞きましょう。

そして、一通り聞けたらこちら側からの意見も伝えましょう。大切なのは以下です。

  • あなたを信じている事
  • 何がそうさせたのかを知りたい事
  • 嘘ごまかしによって信頼を失ったら、人は終わる(お手付きは二度まで)
    • それが小さな嘘でも終わる

その上でどうするかを自身で語ってもらいます(自己決定感

個別で時間を取り、この様な話をしているのもあなたを信じているからという事を再度伝えると良いと考えます。かなり重い感じになってしまいますが、大切なことです。 

2.正直に報告してくれたことを喜ぶ(褒めるではない)

これも別室で時間を取りましょう。先ほどと同じように『状況』や『想い』を否定せずに聞きましょう。上記に記載しましたが、褒めるではありません(上から言ってはダメ)。そして意見を伝えましょう。大切なことは『よく教えて(報告して)くれた。それがうれしいんだよ』という事と、『一緒に考えよう』です。

最終的にはどうするかを自分で語る様にさせましょう。また出てきました。自己決定感です。

3.それでもウソをつかれたら

悩みましたが、『そういう人だと思ってあきらめる』を結論として出しました。

これは管理者としての問題ではないです。そして会社としてもこの様なメンバはリスクとなるはずです。

譴責からの始末書など、就業規則に則った判断が必要だと思います。

 

どうでしたでしょうか。私も時折悩むことがあった課題でした。おかげさまで整理が出来、有意義な時間を過ごすことが出来ました。ありがとうございます^^