新しい会社・部署・職場に上手に適応していく方法

私も少なからず経験をしておりますが、転職や部署移動をして、中々なじめなかったりすることありませんでしたか?先日そういった悩みを相談されたのですが、その時に話をさせてもらった事と、お悩み解決的な動画がありましたので、その紹介をさせて頂ければと思います。

【メンバーとして部署移動・転職をする場合】

相談を受けたのはこちらです。私の部署にも多くの部署移動や中途の方々を受け入れるシーンがありましたので、そこで受けた印象を含めて相談してきてくださった方にアドバイスをしてみました。

■ 自己紹介をしっかりしよう

マインドはフレッシュマンのつもりで、身だしなみを整え、笑顔ではっきりした声であいさつと自己紹介をすること。そして、大事なことは自分はどこで何をしてきたのかをはっきり伝える事だとアドバイスしました。

上司はともかく同僚の多くは、どういう人材なのかはっきりわかっていません。なにをしてきてなにが得意なのかが分かれば会話のきっかけにもなりますし、最初の実務もスムーズになります。たとえ部署移動でも『知っているだろう』と手を抜かずちゃんと自己紹介をするようにしましょう。

プラスとして、個別に挨拶に行くのもおすすめです。

■ 名前と席の位置を覚える

実は私ちょっと苦手なのですが、大事です。同僚の名前を覚えましょう。相手の名前を間違えることはビジネスでは絶対にやってはいけない事です。身内だからと表面上は笑ってすまされるかもしれませんが、何を思われるか。。。同僚が名前を呼ばれたらすぐに座席表を確認して、顔と名前を一致させましょう。

■過去のやり方は持ち込まない

同じ会社であっても、部署が違えばそのやり方は違っているものです。自分の知識、経験を活かそうと聞かれてもいないのに「前はこうやっていた」と話さないほうがよいでしょう。よかれと思って言ったとしても、「前の部署に未練がある」や「うちのやり方を下に見ている」などととられかねません。

自分自身で最適と考えてやってきたこだわりもあるかと思います。しかし、環境も変わったところで勇気をだして手放してみてはいかがでしょうか。正しくは、新しいやり方を学び吸収して自分の中で再構築することで、更なる業績アップも期待できるのではないでしょうか。

まずは謙虚にやり方を聞き、過去の経験が活かせるところがあったら、その時点で提案しましょう。

大きくはこの3つをアドバイスしました。上げればキリがないです。ざっと上げただけでも結構ありますよね。

  • 仕事のスケジュールを知る事
  • 要注意人物を知る・特定する事
  • ちょっとした作業を手伝って関係性を作っていく事
  • 前任者からの引継ぎを前向きに積極的にやる事
  • 息抜きの場所をみつける事 

 

【経営者・管理職として部署移動・転職をする場合】

こちらはちょうど良い動画がありましたのでご紹介いたします。元リクルート役員のトミーさんが、現会社のマネージャの悩み・相談を聞くというチャンネルで、絶妙な掛け合いが面白いです。

トミーさんも動画の中でおっしゃっていますが、もっとも大事だと感じた事は、初めの3か月は様子見のスタンスが良いという事です。

経営者・管理職として転職・部署移動をされるのですから、基本的には問題を解決しに行ったり、課題を具体的に実行しに行くのだと思います。これだけに頭が行ってしまうと、場合によってはご自身がやってきた信条や、前職・全部署でのカルチャーを押し付けがちです。移動先・転職先は前の会社ではないので優先順位を変えたほうが良いです。まずは状況を把握したり、周りの人を理解しましょう。

高い役職の方ほど、謙虚な気持ちを忘れずに、前のやり方を押し付けることはせず、同僚・部下を理解しつつ承認欲求をこつこつと高めていきましょう。自分が来たことを周りの人はどういう形で受け止めているのか。それを理解した上でどういう立ち振る舞いをするか。を考える必要があります。

壮大です。。。3か月は必要かな。と私は考えています。

出来る方ほど正解を持っている事はあると思いますが、会社・部署全体のパフォーマンスとして自走する組織を目指しているトミーさんですが、まさにその通りだと思います。その為に合意を取り付けるというプロセスで物事を進められている事等勉強になりました。この点についてはまた別でお話ができればと思います。