恐竜の骨探し

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福井県では恐竜の化石がたくさん発見されていて日本にも確かに恐竜がたくさん生息していたことが分かりますね。映画「ジュラシック・パーク」の第一作の公開は1990年です。それまでにも映画に恐竜が登場することはありましたが、人形のアニメーションだったり、大トカゲを合成したりで、余り「リアル」とは言えませんでした。
「ジュラシック・パーク」はCGと巨大な模型を組み合わせ、現代に本当の恐竜がよみがえったような映像を見せてくれました。

恐竜の化石


この映画に出てくる化石の発掘の場面は、アメリカの荒野でした。掘るのは手作業。崩さぬように慎重に作業していました。
爆発物で人工的な振動を作って、反射波を分析することで魚群探知機のような感じで化石の場所を探っていました。
これならば、そこらじゅうを掘り返して探すよりもずっと効率的でしょう。けれども探知できる範囲はとても狭く、広大な土地で探すためには気の遠くなるような探索が必要だったはずです。

現代の化石探しには、人工衛星とドローンが活用されているそうです。衛星から地上をスキャンして広大な土地から化石の集積地域を絞り込むことができます。
その後、無人機を飛ばしてサーマルカメラやスペクトルカメラでセンチ単位の高解像度3次元マップが作成し、化石が見つかる可能性が高い場所を特定することができるのだそうです。ちょうど、魚群探知機によって魚がいる場所で漁をすることができるように、化石が見つかる可能性の高い場所を予め特定しておいて掘るのだとか。

恐竜のCG


画像の分析には機械学習技術が使われ、場所の特定も自動化されているとか。
かつては地形に関する個人的な知識とか、前任者の発掘場所を参考に探していたので、膨大な時間と労力を要したようですが、化石発見技術は長足の進歩を遂げたようです。


<参考情報>