個人情報に対する不安

ブランドが消費者の信頼を獲得するためには、消費者に伝えなければならないことがあります。

 

Acquia社が先ごろ公開した調査結果(調査はアメリカの消費者1,000名以上の投票)によると、半数以上(55%)が、ブランドのウェブサイトが自分のデータをどのように利用しているか知らずにおり、どのブランドが自分のデータを使っているのかすら知らない人は65%に及んだそうです。

 

このほか、

・消費者の59%がブランドに自分のパーソナルなデータを渡すまでに最低でも1カ月かかる

・49%の回答者はリアルな店舗の展開を行っているブランドの方がパーソナル・データを提供しやすいと考えている

・回答者の65%は利用者のデータの扱いについて不誠実なブランドは二度と利用しないと思っている

といったことが調査結果から伺えるようです。

 

つまり、ブランド側にとって、焦りは禁物。1カ月以上かけて信頼を勝ち得る必要がありますし、一度信頼を失ってしまえば、セカンド・チャンスはないということです。ブランドと消費者の間の関係性を築くには時間がかかるので、ブランド側のマーケターが焦って短時間に何らかのアクションを起こすことを消費者に対して期待しても、得るものは少なくなると言えそうです。また、個人のデータをそのブランドがどのように扱っているかについて、時間をかけて消費者に知ってもらい、信頼してもらうことがカギということになります。

 

<参考情報>