ソーシャルメディアの変化

Digital Marketing

Web2.0の代表的なソーシャルメディアはTwitter(現在のX)やFacebookなどで、それらはプラットフォーマーとして世界中の多くの人々のネットでの活動に大きな影響を及ぼしています。

ソーシャルネットワークはその名のとおり、人と人とを結びつけるものですが、今や結びついているのは個人と個人だけでなく、個人と組織、組織と組織、やりとりされる情報は日常生活の断片だけでなく商業的な目的を持つものが圧倒するようになってきています。

人々


また、フェイクニュースなど誤った情報が極めて高速に拡散するのもWeb2.0のソーシャルメディアの特徴です。AIが音声も画像も作り出すことができるので、例えば、影響力のある政治家や有名人が何かを話している映像を見せられても、それが真正なものなのかAIが生成したものなのか区別することは、人間にとって難しいことになってしまっています。

さらに、Web2.0の巨大化したプラットフォームは、情報セキュリティの懸念、プライバシー侵害の懸念、情報損失の懸念なども生み出しています。銀行が潰れたら預金が戻ってこないように、クラウドストレージサービスが破綻したりサービスを終了してしまったら、ローカルに保存していなかった記念写真も家族の動画もすべて失われてしまう恐れがあります。

これらはWeb2.0がいわゆる中央集権的であるから生じる問題で、プラットフォーマーは競争力の源泉である情報を独占的に活用したいと考えるため、常に透明性が犠牲になっています。コンテンツが歪められたり、フィルターが働いて偏った情報だけが届いたりといった心配もあります。

そんな中、ブロックチェーン技術の透明性と不変性が、こうした課題の解決策になるのではないかという考えが浮上してきています。Web3では、検証可能で改ざん不可能な行動記録が作られるからです。

ブロックチェーンでは分散型の構造を採るので情報セキュリティが強化されます。もともとのニュースソースそのものに信頼が置けなければ別ですが、改ざんできない情報としてニュースが流通するようになれば、フェイクニュースやデマが拡散される可能性は低くなります。

メタバースの将来性についてはネガティブな意見もポジティブな見方もあるようですが、仮想空間で表現力が豊かになって、金銭のやり取りも分散型で暗号資産で行われるようになれば、安全性や信頼性がグローバルで担保されます。

このように、Web3時代の新しいSNSは大いに期待できそうなので、Damusなど新しい分散型SNSに注目していきたいです。

ちなみにDamusはTwitter創業者Jack Dorseyが関わっています。Damus(ダムス)には分散型ソーシャルプロトコルのNostr(ノストル)が使われています。

合わせるとNostr-Damusとなり、ノストラダムスを示唆するネーミングとなっています。

大予言