フィッシング・テクノロジー
Digital Marketing
農業では衛星から作物の健康状態を監視したり、ドローンで肥料や農薬を散布しています。製造業ではセンサー、ロボット、人工知能、機械学習への依存度がますます高まっていて、効率性を高めたり、人の労働を機械に置き換えることが進んでいます。
漁業は、ヒトの歴史の中でも最も古い産業の1つと言われているそうです。魚群探知機やGPSを利用した自動航法が古くから使われているので、漁業もデジタル化が進展しているように受け取られ勝ちです。しかし、一度に大量の魚を水揚げする大型漁船や深海トロール漁船は、実は世界の多くの地域でポスト工業化時代よりも前の時代のままのようです。
乱獲は世界各地で行われていて、資源が枯渇し、生息地の自然環境は破壊されます。水揚げされた魚の多くが浪費されているというのが現実のようです。つまり、ここにはデジタル技術や人工知能を活用することで無駄や乱獲を減らす余地が十分になるということのようなのです。
日本は特に魚介類の消費量が多い国ですよね。スーパーマーケットに並ぶ魚などには原産地が印字されていますけれど、多くの魚介類が非常に離れた国から届いていることが分かります。
つまり、近海で獲れたものだけ消費しているのではなくて、工業製品や通貨のように世界中を移動する商品となっています。例えばアメリカ近海で水揚げされた魚は東南アジアに運ばれて加工され、冷凍されてアメリカに戻ったり、日本に輸出されたりします。
漁業は海が主戦場です。海は世界の国々の領海で区切られています。国際的な緊張が緩まない時代なので、公正で透明性の高い漁業を各国が行って相互に監視しあう必要があります。そのためにはAI画像解析などの活用が求められます。
<参考情報>